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この特集は、ゴルフプロデューサーでありゴルフキャスターである戸張捷が、国内のゴルフトーナメントはもちろん海外のゴルフトーナメントやゴルフ事情などをお伝えいたします。トーナメントの舞台裏やプロの内緒の話など戸張捷ならではの視点でお伝えする予定です。
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戸張捷のゴルフ特集

快挙!15歳アマチュアのツアー優勝

素晴らしい感動をもらいました
 
先日終わった男子ツアーの「マンシングウェアオープン・KSB杯」で史上最年少ツアー優勝者!が誕生しました。 
もうご存知の方も多いと思いますが、東京の杉並学院高校の1年生。15歳の石川遼くんがアマチュアで優勝の快挙です。 

世界記録でもあるんですよ。

日曜日、私は来月開催のサントリーレディスのボランティア説明会と打合せで神戸に出張で、夜家に帰った後、ビデオを見たのですが、彼の魅力のあるプレーに引き込まれるように見入ってしまいました。

そして彼のインタビューに対するコメントにも感心しました。

特にキャディーをしてくれた大学生に対する感謝の言葉は、プロ達にも良く聞いて貰いたかったと感じたくらいです。
実は私、主催(株)デサントの田尻社長に招待され、プロアマに参加し、コースを知っていただけにドキドキしながらのビデオ観戦でした。

それにしても本当に素晴らしいプレーでした。今年の大会では、初日が悪天候で中止となり、大会は3日間で開催されることになりました。しかしながら「72ホール」をプレーすることが大前提ということから、男子のツアー規定にある、「決勝ラウンドのプレーする人数を制限できる特例(トーナメント規定第11条(2)の③及び⑤)」を初めて適用し、最終日は40人のツアープロと1人のアマチュアが36ホールの決勝ラウンドに挑んだのでした。 

第2ラウンドを終えたところで、アマチュアの石川遼は3アンダーの23位で見事に予選を突破。15歳8ヶ月での予選通過は史上2番目の記録でした。41名の選手による最終日は、36ホールの長丁場。 混戦を制するのは誰なのか?という中で、高校1年生の15歳のアマチュアが見事にこの混戦を制して"世界のツアー史上最年少の優勝"を飾ったのでした。それにしても落ち着いたプレーと爽やかな笑顔は、ギャラリーもテレビで見ていた全ての人達を魅了したのではないでしょうか。 
終盤の17番のパー3でティショットをバンカーに入れてしまったピンチでも、思い切りのよいバンカーショット。それがカップインしてバーディとするなど、私がよく言う"何か"を持っている選手なのではないかと感じました。
単独トップで迎えた最終18番ホールでも、プレッシャーはあるはずなのに、それを感じさせぬプレーにはある意味では、「すごいプレイヤーが登場した!」と感動を覚えました。

ホールアウト後のテレビのインタビューでは「今日は36ホールのトーナメントだけど、疲れている姿を見せないようにという事と、10個のバーディを取る!と言う目標でプレーをしました。今もあまり実感が沸かないですし、今日のプレーのこともあまり記憶にないんです。」とはにかむ笑顔は、まだ高校1年生そのものでした。しかし、早い組であがっていたので、「まだプレーオフがあるかもしれないので、少し休んだら、又、気を引き締めて、準備したいと思います。」と言う顔は、"プレイヤー"の顔でした。

最終組のセカンドショットが終わったところで、優勝が確定。囲まれたギャラリーの拍手で少し実感が沸いたのか?ほんの少し涙が出そうになりましたが、すぐに明るい笑顔で喜びを表現するところなどは、早稲田大学の斉藤祐樹君とイメージが重なり、とても魅力を感じました。

優勝決定後のインタビューでも「これに溺れることなく、文武両道。まだ高校生なので、ゴルフも勉強も両方とも一生懸命にやっていきたいと思います。」と見事なコメントを残してくれました。
本当に日本の男子ゴルフ界に彗星のように強く、爽やかな、魅力的な15歳の高校1年生プレーヤーが登場しました。
この出来事は本当に素晴らしいことだし、低迷する男子ゴルフ界にとっては非常に大きなチャンスだと思います。

しかし、まだ15歳の高校生です。 少し長い目で彼を見ていってあげて欲しいと思います。
本当にゴルフを学んでいくのはこれからでしょう。 難しさを知るのもこれからでしょう。
世の中の大きな"ビジネスの渦"に巻き込むのではなく、彼のこれからの成長を見守る余裕を持って対応していって欲しいと思います。
特に私もそうですが、ゴルフ業界、トーナメント関係者、マスコミ関係者のみなさんが、そういう気持ちで彼を育てることで、第2、第3の石川君が生まれてくるのではないでしょうか?

石川遼君、本当におめでとうございます。これからきっといろんなことが周りで起こり、戸惑うことも多くあるかと思います。しかし自分を見失わず、これからもゴルフを楽しみながら素晴らしいプレーしてください。そして良いゴルファーになってください。

 最後に一言。
テレビの解説はもっと素直に若いゴルファーの活躍を誉めたり、感心したり、応援したりできないものですかね。私はビデオを見ながらウルウルしてたのですが。。。。
プロだから負けると恥ずかしいなんてことはどうでもいいことで、石川君を見てワクワクする気持ちを視聴者に伝えて欲しかったですね。
17番の、バンカーからのカップインの時などは静かになってしまっていました。自分たちが負けたような気分になっていたのではと思いました。
私も皆さんが楽しめるコメントを喋るよう、気をつけます。

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