2007年9月26日 (水)

秋のゴルフシーズン

今年は、本当に残暑が厳しく、いつまでも暑い日が続きますが、ゴルフ楽しんでいますか?

私は、マンシングウェアレディース東海クラシックを終え、一段落です。しかし、来月から富士通レディース・IDC大塚家具レディス・伊藤園レディスとプロデュースさせていただいているトーナメントが続きますので、それらの最後の追い込みに入っています。

今週の女子は、公式戦の「日本女子オープンゴルフ選手権」です。賞金総額も国内女子最高の1億4千万円。文字通り、”日本一決定戦”です。

会場は、北海道の苫小牧市にある、樽前カントリークラブ。1963年に上田治氏の設計により作られたコースです。

会場に行って来た、樋口久子さん(LPGA会長)に聞いたところ、選手権らしく、フェアウエイは狭く、深いラフというなかなか難しいセッティングのようです。

賞金女王を狙う、上田桃子か?好調の横峯さくらか?それとも、先週のツアーで初優勝を上げた、若手の三塚優子か?女子プロゴルフ選手権を制し、その翌週も優勝と連勝した、飯島茜か?

ここに名前を挙げきれないほど、今の女子ツアーは、魅力ある選手が多く、本当に楽しみです。

一方の男子ツアーは、残念ながら日程が空いており、毎週開催ではないのですが、今週は、名古屋の三好カントリー倶楽部で開催される、「コカ・コーラ東海クラシック」です。

この大会は、フジサンケイクラシック以来のツアー参戦となる、石川遼くんの出場で、高い注目を集めています。

深いラフの難コース。三好カントリー倶楽部を攻略できるのか?彼の持ち味である、攻撃的なゴルフがどこまで通用するのか?フジサンケイクラシックとは、また違った角度で彼のゴルフに期待したいと思います。

秋のゴルフシーズンもこれからです。トーナメントに!そしてみなさん自身のゴルフに!と素敵な季節です。

ゴルフを存分にお楽しみください!

2007年9月26日 (水)|固定リンク

2007年9月13日 (木)

台風による中止の舞台裏

私が手がけるフジサンケイクラシック、翌週のサントリーオープンと、続けて悪天候により競技が1日短縮され、54ホール・ストロークプレーとなりました。

前者は濃霧が原因で、これはギャラリーも選手もひと目で「プレーは無理」と納得できたため、「中止」に異論は出ませんでした。

一方、サントリーオープン2日目の中止ですが、それにはちょっと慌しい舞台裏があったので、今回はその話を紹介しましょう。

今年のサントリーオープンは、大会初日、6日の夜から翌7日の明け方にかけて、関東西部を縦断していった台風9号の影響で、コースは一晩中、豪雨と強風にさらされてしまいました。

台風に備え、コースの管理スタッフは徹夜で警戒。そして、翌朝は暗いうちから、とりあえず練習場と練習グリーンを整備しました。

当日の第1組のスタートは7時10分。ですから早い選手は6時前にやってきて、まず練習を始めたいからです。

私がコースに到着したのは5時すぎのこと。相変わらず風は強かったものの、激しい雨は止みつつありました。

それから徐々に明るさを増してきたので、コース点検に出かけることにしました。

ところが、カートを走らせてビックリ。

ラフと言わず、グリーンと言わず、はたまたバンカーと言わず、とにかくコース一面、強風でちぎり飛ばされた木の枝・葉で覆われていたのです。印象的にはコースの7割ほども枝・葉がびっしりと散乱していました。

それだけではありません。バンカーも一部は池のようになっていましたし、一部は水は引いたものの、砂が雨に流されて、大きくひび割れしていました。

また、看板やテント、旗といった人工の設置物は、簡単に撤収できるものは前夜のうちに片付けてあったのですが、一部残されてあったものはやはり強風で飛ばされていました。

ざっと点検を終えた時点で、7時10分からの競技開始は無理と判断。選手、それから10人ほどだったでしょう、既に来場されていたギャラリーの方に、競技開始時間を10時に遅らせる旨を、私が場内アナウンスでお知らせしました。

その決定になんら支障はなかったのですが、問題はそのあとでした。天気は・・・・相変わらず風は強いものの・・・・雨は完全にやみ、空も明るくなってきました。

ですから、選手やギャラリーは、「これならもうじきスタートできそうだ」と期待します。また、主催者のサントリー関係者をはじめ、大会関係者も皆、競技開始を待ちわびます。なかでも選手は、54ホールに短縮されれば、獲得賞金に加算される額が、4分の3に減額されますから、どうしても4日間・72ホールでプレーしたいと思います。

とにかく、皆が皆、競技開始を今か今かと待っているのです。

ところが、コース管理は総出で、一心不乱に整備をしても、とても追いつきません。

そのため、私は10時の開始は無理と判断。再度、12時まで遅らせるとアナウンスをしました。

当然、あちらこちらから「できるんじゃないの?」といった不満の声が、特に選手の間から強く聞かれました。

そこで私は、ハウス食堂をのぞき、そこで待機している選手に相談することにしました。

芹澤信雄プロら何人かの選手がいたので、

「誰か私と一緒に、コースを見てくれないかな?」と提案。

それに細川和彦プロが「僕が行きましょう」と同意してくれたので、二人でカートに乗って、再度、整備の進捗具合を見ることにしました。9時30分頃だったと思います。

「どう? これじゃ、今日のスタートは無理だろう」

「そうですね。とてもできませんね」と細川。

散乱する枝・葉の数が半端ではありません。急いで中途半端な整備をしても、例えばフェアウェイに飛んだボールが落ちている枝に当たってラフの方へ跳ねてしまう、といったことが十分に起こりえます。それでは、ショットに対する公平性が保たれません。

コースが「競技不能」の状態であることを細川プロに納得してもらうと、ハウスに戻って、主催者・ツアー機構など大会関係者と協議した上で「中止」を決定。そして、場内アナウンスをしました。

もちろん、選手の間からは不満の声があがりました。前週に続く54ホールへの短縮ですから、当然の反応です。

でも、その声に対して、一緒にコースを視察した細川プロが、「今日は無理です。今、僕が見てきました。スタッフ総出でコース整備をしてくれていますが、それでも今日一日かかります」と選手の目で見た現状を説明し、他の選手を納得させてくれたのです。

言うまでも無く、ツアートーナメントは主催者だけのものではなく、選手、ツアー機構、コース関係者、競技運営スタッフ、メディア、そしてギャラリー・・・・、トーナメントにかかわるすべての人のものであり、皆が参加して作り上げるものです。

ですから、その皆が納得して、同じ方向を向けるようになれば、トーナメントはずっと盛り上がりを増すはずです。

そして、トーナメント・プロデューサーの仕事とは、大会をそうした方向に持っていくことなのです。関係者みんなでトーナメントを盛り上げる雰囲気作り・・・・これもトーナメント・プロデューサーの大事な仕事なのです。

ちなみに、8月の女子ツアーの新キャタピラー三菱レディースも2日目は、早朝、霧が立ち込め、スタートが大幅に遅れました。

そこでの私のプロデューサーぶり、私の舞台裏での仕事ぶりを、川原由維プロの父親、徹夫氏が自身のブログ(8月21日掲載)で、愛情をもって紹介してくださっています。下にURL(アドレス)を載せましたので、ご覧になってみてください。

http://blog.golfdigest.co.jp/user/teppoh/daily/200708/21

2007年9月13日 (木)|固定リンク

ご存じのことでしょうが、現在開催中のサントリーオープンは第35回の今大会をもって、歴史の幕を閉じることになりました。

国内ツアーの揺籃期から隆盛と、国内ツアーをリードし続けた、ツアーを代表する人気トーナメントです。

私にとっては、同じく1973年に始まったフジサンケイクラシックとともに、スタート時からトーナメント・ディレクター、そしてプロデューサーとして携わってきた大会。語り始めたら切りがないくらい、たくさんの思い出のあり、その終焉は簡単に言葉にできないほど、感慨深いものがあります。

サントリーオープンは、もともと広告代理店の電通と日本テレビの提案により、サントリーの鳥井道夫副社長(当時、現名誉会長)を中心に企画された大会で、当初から一般庶民が楽しめる「見るスポーツ」「メディア・スポーツ」になるよう徹底して作り上げられた大会でした。当時のゴルフトーナメントは、スポーツイベントというよりも競技会の色彩が強く、またギャラリーもゴルフを知っている人が来てくれればいいといったスタンスで運営されていました。

ところが、この大会はゴルフの楽しさをもっと多くの人に知ってもらうために、トーナメントで何ができるかをまず考えて作られたのでした。その結果、テレビで長時間全国中継されることを前提に、ゴルフをよく知らない人にも楽しんでもらえるよう、「見るスポーツ」「メディア・スポーツ」としてのトーナメントが熟考されたのです。

そのため、鳥井副社長らは、大会を始めるにあたり米ツアーを視察。そこで初めて国内トーナメントに「チャリティ」という概念がもたらされたのでした。

もともとサントリーには「社会に奉仕する」という企業理念があり、当時から企業メセナに理解のあった会社です。ですから、「チャリティ」は、最初から大会の目的に掲げられたのでした。

当時、他のスポンサー・トーナメントでもプロアマ戦は行われていましたが、多くは主催企業の接待イベントで、ゲストは「アゴ足」付き(一部有名人はギャランティまで払って)招待されるというのが一般的でした。

ところが、サントリーオープンはそうした招待はせず、逆に出場するセレブたち(文化・芸術・芸能界等のセレブリティを多数集めたプロアマー-サントリーオープンでは、「アマプロ」と称しています--も、この大会が始まりです)からチャリティの寄贈を募り、それらを会場でオークションにかけ、チャリティ募金にしています。

また、第1回大会にはトム・ワトソンやピーター・トムソンが招待出場したように、例年、世界のビッグネームや若手の注目選手を招待し、ファンの注目を集めた大会でもありました。

「メディア・スポーツ」「チャリティ」「セレブ出場のプロアマ」「海外有力選手の招待出場」……。

こうしたコンセプトや企画のもと、サントリーというお洒落感のある一流企業が主催したサントリーオープンは、日本のゴルフ界にとって新しい一ページとなり、その後の“ゴルフの大衆化”に大きく寄与したことは間違いありません。

そして、この大会の成功が、その後の国内男子ツアーの隆盛をもたらしたのでした。

創設時からこの大会にかかわれたことに対し、心から感謝するとともに、誇りに思っています。ファンの皆さんにも、丸山茂樹が米ツアーから急きょ、帰国参戦中の今年の大会は、是非とも注目して観戦していただければと思います。

大会の終了は誠に残念ですが、ゴルフ界に生きるものとして、過去を振り向いてばかりはいられません。ひとつの伝統の終焉は、新しい時代の始まりでもあるはずです。男子ツアーは厳しい時代を迎えそうですが、とにかく新たな創生の歴史を作っていかなければなりません。

2007年9月 8日 (土)|固定リンク

第35回のフジサンケイクラシックの最終日。昨日のサスペンデッドの再開で54ホールのトーナメントとなりましたが、早朝から多くのギャラリーの方がつめかけてくれました。

天気はすっきりと晴れることはありませんでしたが、霧の心配もなく無事に終えることができました。

優勝は、谷原秀人。4アンダーでスタートし、1番・3番・9番でバーディと前半を終え、7アンダーと独走態勢。しかし、P.マークセンが追い上げる展開で、バックナインへ。

谷原は、10番をボギーとし、6アンダー。一方のマークセンは、12番・15番でバーディを取り、1打差に迫ります。

17番のパー5。谷原のセカンドショットは、ガードバンカーへ。そこから、見事なチップインイーグル!歓声がゴルフ場中に響き渡りました。

トータル8アンダー。3打差の優勝でした。

谷原自身、昨年の秋から体の故障などから、少し苦しい時期を過ごしていました。

この大会の前に体調がよくなったこともあり、かなり打ち込みをしての出場で、このような結果はうれしかったでしょう。

全英オープンで5位の成績を残すなど、ショットメーカーの彼が実力を発揮し、富士桜でのフジサンケイのチャンピオンに輝いたのです。

注目のアマチュア。”石川遼”は、今日は2番ホールからスタート。

バーディチャンスにつけたものの、本人は「緊張して手が動かなかった」というパットは、入らず、その後、4番・7番でボギーと、前半を1オーバー。トータル、イーブンで折り返しました。

今日はパッティングが決まらず、結局2オーバーのトータル1オーバー。15位タイのフィニッシュでした。もちろん、ローェストアマを獲得です。

しかし、まだ杉並学院高校の1年生。15歳の高校生です。本人は、記者会見で、「マンシングを勝ったときは、フロッグみたいなところがありましたが、今回は、苦しんだところもあれば、良くしのげたところもあり、自分の実力でプレーできたと思います。」と、少し、自信をつけたようです。

こうやって、プロのトーナメントを経験していくことで、どんどん成長していく石川遼くんは、これからが本当に楽しみなプレイヤーだと思います。

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今年のフジサンケイクラシックは、天候には左右されましたが、素晴らしい大会になったと思います。

土曜日の霧でのサスペンデッドは残念でしたが、今もっとも話題の石川遼くんの参戦で、大きな話題を作り、そして爽やかな彼のプレー、発言、これからのゴルフ界が一気に明るくなったような気がします。

残念ながら予選を通過することはできませんでしたが、アマチュアの選手たちの参加は、これからのプロのツアーにも良い刺激になるといいと思います。

多くのギャラリーのみなさん、ボランティアのみなさん、そして、大会関係者及び、富士桜カントリー倶楽部のみなさん。ありがとうございました。

歴史ある”フジサンケイクラシック”をこれからも、素晴らしいトーナメントにしていきたいと思います。

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2007年9月 2日 (日)|固定リンク

第35回のフジサンケイクラシックの3日目は、大変な一日になりました。

まず、昨日サスペンデッドになった残りの9組を7時20分から再開しようとしたのですが、霧のため25分遅れて再開。

霧は一度晴れて、曇りベースの天候になって、第3ラウンドを予定通り、スタートしました。

当初の天気予報とは違い、小雨の中でのスタートでした。

見事に予選を通過した、石川遼くんの参加が大きいのか?早朝からギャラリーがつめかけ、昼には2700人を突破し、例年の倍以上のペースでギャラリーが来場してくださいました。

そんな中で最終組から2つ前の組で石川君がスタート。

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大勢のギャラリーを引き連れてスタートしたのですが、1番をパーで終えた後、2番のティで再び霧がコースを覆いはじめ、競技は一時中断。

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大勢のギャラリーが来てくれているので、何とか再開したかったのですが、日没と明日の状況を考えると13時がデッドライン。

霧はコースを覆い、一向に晴れてくる様子もなく、残念ながら13時の段階で、今日のプレーをサスペンデッドとすることになりました。

2組がまだスタートしておらず、明日は8時より再開する予定です。

トーナメントは、テレビ放送が重要なファクターであり、主催者がテレビ局を中心としたメディアグループである以上、いつも以上に大きな要素となります。

そういった様々な要素を検討した結果、明日は今日の残りのプレーを行い、その段階の54ホールで順位を確定することになりました。

54ホールで成立させるのは、残念ではありますが、トーナメントを成立させる上で仕方がないのでは?と思います。

これにより賞金は、総額の75%が賞金ランキングに加算されることになります。

明日の天気予報も曇りの予報です。霧が心配です。

石川君のツアー2戦目での活躍もあり、非常に楽しみにしている方も多いと思いますので、何とか明日は無事にプレーを進めて行きたいと願います。

それにしても、今日のギャラリーの多さには驚きました。富士桜CCでこのように多くのギャラリーが来るのは久しぶりのような気がします。

さあ!明日の最終日。素晴らしいトーナメントに期待したいと思います。

2007年9月 1日 (土)|固定リンク

第35回のフジサンケイクラシックは、第2ラウンドがサスペンデッドになってしまいました。

前線の影響か?朝からどんよりとした曇りで、気温も低く、はじまった2日目でしたが、第1組のスタート時間の7時20分の30分ほど前から霧が出てきました。

コース内のチェックをしていると、数ホールでプレー不可能な状態で、予定通りスタートできるのか?という感じでした。

しかし、2日目はまだ予選ラウンドで、120名が出場。この時期の日没時間を考えると、あまり余裕もなく、できれば予定通りスタートしたい状況でした。

男子ツアーのルール上、霧の場合は、プレイヤーの意思でプレーを止めることが可能なので、スタートホールがプレー可能であれば、予定通りスタートするつもりでした。

天気予報も小雨の予報だったので、(雨が降れば霧は晴れます)予定通りスタートしました。しかし、こんな日は、いろいろなことがあります。

予報よりも強い雨になってしまい、スタートはしたのですが、グリーン上に水が浮きはじめ、プレーは一時中断。

大会本部にある、天気のレーダーエコーをみているとじばらく雨雲が当地を通過していくようなので、選手を一旦、クラブハウスへ引き上げ、様子をみることにしました。

8時10分に中断したプレーは、結局、90分中断し、再開しましたが、午後のスタートも90分遅れ。どこまでホールアウトできるのか?という第2ラウンドでした。

そんな状況の中で、アマチュアの15歳。石川遼君が見事なプレーを見せてくれました。

スタートの一番をボギーとしたところで、プレーが一時中断。クラブハウスで待機することになってしまい、15歳のツアー2戦目のプレイヤーには、少し嫌な流れか?と思いましたが、彼は集中力を切らすことなく、再開後のプレーも爽やかに、そして素晴らしいプレーをしてくれました。

結果は、ご存知だと思いますが、トータル1アンダーの暫定5位タイ。(プレーを終えていない選手をいれると6位タイ)トップとは、3打差の”優勝圏内”でのホールアウトです。

例年に比べて、来場者は倍以上の方が来てくれています。取材陣も倍以上。新聞、雑誌での報道も倍以上とすごい効果になっています。

今日、3日目は、7時20分より第2ラウンドの残りを再開します。その後、予選カットを行い、決勝ラウンドは、9時30分ころのスタートになります。

テレビ放送は、生放送!14:40~15:55。フジテレビ系列全国ネットでお楽しみください。

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2007年9月 1日 (土)|固定リンク

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