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この特集は、ゴルフプロデューサーでありゴルフキャスターである戸張捷が、国内のゴルフトーナメントはもちろん海外のゴルフトーナメントやゴルフ事情などをお伝えいたします。トーナメントの舞台裏やプロの内緒の話など戸張捷ならではの視点でお伝えする予定です。
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2007年11月17日
ティーチングプロ
【その他】
今日は、先週の伊藤園レディスで、見事なカムバック優勝をした”北田瑠衣プロ”のティーチングプロについて少し触れたいと思います。 北田は、ジュニア時代にアマチュアのナショナルチームに選ばれるなど、有望なアマチュアとして活躍。その後、2002年のプロテストに一発合格。 翌、2003年のプロミスレディースでプロデビューを飾り、初日に2位スタートと華々しいデビューを飾りました。 プロ入り2年目の2004年には、3勝を上げ、その年の賞金ランクでも、不動裕理・宮里藍に続いて3位という成績を上げ、一躍、トッププロの仲間入りを果たしたのでした。 そして、2005年の1月に南アフリカで初めて開催された”女子ワールドカップゴルフ”では、宮里藍と組んで、見事に初代のチャンピオンに輝きました。 しかし、その後、ケガなどが続き、スランプになってしまい、シードを失い、クオリファイスクールからトーナメントに出場するという時期を過ごしてきました。 そんな中での今回のカムバック優勝。そこには、彼女をコーチしている”ティーチングプロ”の存在を抜きにはいかないのではないでしょうか? 現在、彼女のコーチをしているのは、ご存知の方も多いと思いますが、谷将貴くんです。 彼は、ジュニア時代に同期の片山晋呉と争うほどの実力の持ち主で、法政大学へ進学後、1年生でレギュラーの座を確保したほどのゴルファーだったそうです。 しかし、在学中に渡米し、スイング理論などを学び、ティーチングプロとしての道を歩み始めました。 同期であった、片山晋呉プロのコーチとして、有名になり、2004年には、彼を賞金王へ導いています。現在も彼のコーチとして活躍しています。 その谷くんと北田の偶然な出会いは、今年の7月11日だったようです。 そして、偶然にも北田が優勝したのが、11月11日。ちょうど4ヶ月での優勝でした。 ティーチングプロというのは、技術を教えるのはもちろんですが、プロのコーチとなると、それ以上にメンタルな部分での、サポートがかなり重要になってくるのではないかと思います。 プロゴルファーにとって、スランプになり、成績が上がらない時ほど、精神的に落ち込んでしまい、何事においてもポジティブに物事を考えられなくなるものです。 そんな、メンタルな部分を技術を教えるだけでなく、ポジティブな気持ちにさせていくという、非常に難しいことを一流のティーチングプロは実践しているのでしょう。 ある時に、私は、谷くんたちと一緒に話をする機会があったのですが、その際に感じたことは、彼が彼のスタッフや周りの仲間に接する態度などを見て、いろいろと感心する部分がありました。 彼のスタッフの育て方などが、きっとプロのコーチをする上で非常に良い効果を発揮しているように感じました。 昨年、在米の韓国人コーチである、J.YOON氏が、大山志保のコーチをし、見事に賞金女王に導きました。そして彼は、今年、茂木宏美をコーチし、見事にカムバック優勝させています。 このようにプロゴルファーにとって、影の力ではありますが、”ティーチングプロ”の存在というのは、非常に重要な要素になってきているのでしょう。 今回の伊藤園レディスの北田のカムバック優勝の影には、谷将貴コーチの大きな力があったと改めて思いました。
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