今年も素晴らしいトーナメントでした。

第63回の全米女子オープン。ミネソタ州のミネアポリス郊外にある、インターラケンCCを舞台に4日間の大会が終わりました。

最終日は快晴。しかし、3日目よりも強い風の吹く、タフなコンディションの中で最終ラウンドはスタートしました。

3日目を終え、トーナメントリーダーは、アメリカの新星。S.ルイス。

昨年の全米女子学生のチャンピオン。今月はじめの全米女子オープンの最終予選の前にプロ宣言をし、これがツアーのデビュー戦でした。

アーカンソー大学のゴルフ部で活躍。今年23歳の彼女は、小学校の3年から高校の3年まで、脊椎湾曲症という病気に苦しめられ、ギプスのようなコルセットを着けて、ゴルフの練習をしていたそうです。大学に進み、手術を行い、現在でもプレートを腰に入れ、ボルトが5本もある状態のようです。

しかし、今回の全米女子オープンでは、最終日最終組。

どんなプレーをしてくれるのか?期待されました。

結果は、もうご存知だと思いますが、韓国のパク・インビが9アンダーで見事に史上最年少の全米女子オープンのチャンピオンに輝きました。

3日目を終え、トップと2打差の7アンダーで最終日を迎えた、パク・インビ。

強い風の中で、各選手がスコアメイクに苦しむ中、自分のリズムを守り、堅実なプレーでスコアを伸ばします。

スタートの1番・2番と連続バーディスタート。その後ボギーを出すものの、フロントナインをパープレーでターン。

バックナインに入り、確実にバーディを取り、見ていても危なげのないプレーで、見事にメジャーのタイトルを手にしました。

アマチュア時代からアメリカで活躍をし、2005年にプロ入り、ツアーデビューは昨年という、今年が2年目のシーズンでの快挙です。

それにしても、韓国人選手の勢いは、世界の女子ゴルフの中で止まることなく、席巻しているようですね。

また、今年の全米女子には多くの国々から選手が出場し、そして活躍しています。

2位に入ったアルフレッドソンやソレンスタムのスウェーデンやローアマを獲得した、ウリベはコロンビアですし、もちろん豪州、英国などの欧州勢。

なんと、チェコからも参戦していました。

世界中から集まって、全米女子オープンをプレーする。まさに、オープンチャンピオンシップなのでしょう。

そして、年齢が非常に若くなっているのも今の女子ゴルフ界の特徴だと思います。

3人が見事、決勝ラウンドに進んだ日本人選手ですが、上田桃子が、トータル、イーブンパーの13位タイと大健闘。来年の出場権を獲得しました。

しかし、今日は3つスコアを落としており、本人は非常に悔しそうな表情でした。

今回の経験を生かし、今後のプレーで活躍を期待したいと思います。

宮里藍は、決勝ラウンドに入り、ショットの調子が上がらずに苦しい展開でした。最終日もスコアを伸ばせず、4オーバーの27位タイ。

横峯さくらも調子が上がらずに8オーバーの51位タイで、今年の全米女子オープンを終えました。

今季限りで、競技生活からの引退を表明している、A.ソレンスタム。逆転優勝を狙って最終ラウンドに望んだのですが、スコアを崩し、17番を終わったところで、5オーバーでした。

迎えた、彼女にとっての最後の全米女子オープンの最終ホール。15年前にこの全米女子オープンの優勝から彼女のトッププロとしての歴史が始まったという、全米女子オープンの最後のホール。

なんと、3打目を直接カップイン!

イーグルでフィニッシュです。

18番グリーンを囲んだギャラリーの大歓声。スタンディングオベーション。

スター選手というのは、”何か”を持っているんですね。

女子ゴルフの世界はよりワールドワイドになり、そして若い選手が続々と登場しています。

この傾向はしばらく続くのでしょう。

そして、日本人選手の力も決して、世界のレベルで劣っていることはないと思います。

今回決勝ラウンドに進んだ3人はもちろん、きっと日本人選手でも十分に活躍できるはずですし、メジャータイトルを日本へ持ち帰ることも、夢ではありません。

次のトーナメントに期待したいと思います。

それにしても、樋口久子さんの全米女子プロ優勝って、やはりすごいことなんですね!

さて、約1ヶ月の渡米だった私もそろそろ帰国します。

日本に帰ると夏以降のトーナメントの打ち合わせ、最終調整などが多く残っているんでしょう。

また、がんばります!

今回の全米オープン、全米女子オープンでは、テレビ朝日のスタッフもかなりがんばったと思います。

本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

2008年6月30日 (月)|固定リンク

2008年6月29日 (日)

全米女子オープン 3RD.

全米女子オープンの3日目が終わりました。

2日目の後半にサンダーストームで約2時間半の中断。再開したものの全組がホールアウトできずに、朝の7時から第2ラウンドを消化して、予選カットを行い、ペアリングをして、第3ラウンドは、予定の2サム、1WAYから3サムのアウト・インの2WAYスタートで始まりました。

決勝ラウンドの今日は、宮里と上田が同じ組でのペアリングとなりました。

雨上がりの影響なのか?今日の第3ラウンドの会場は、北西の冷たい強い風が吹く一日となりました。

昨日までと体感温度では、10度以上の差を感じる寒い日でした。

アイアンショットの調子がいまひとつだった、宮里。今日は思うようにスコアが伸ばせずに、トータル、イーブンの20位タイに後退。

一方の上田。前半はスコアを崩す展開でしたが、自ら”得意”というバックナインでスコアを伸ばし、第3ラウンドはイーブンに戻し、トータル3アンダーは9位タイの位置に着けて最終ラウンドを迎えます。

横峰さくらは、大きくスコアを崩し、トータル4オーバーの43位に後退してしまいました。

今年の全米女子オープン。予選ラウンドを終えて、4オーバーまでの74名が決勝ラウンドに進んだのですが、その中でアメリカ人選手は27名。次がなんと韓国人選手の20名と、今の女子ゴルフ界の韓国選手の強さを感じます。

しかし、第3ラウンドを終えて、単独トーナメントリーダーにたったのは、アメリカ人のS.ルイス。今年の最終予選の前にプロ入りをした、ルーキー。

テキサスで行われた、最終予選をトップで通過しての出場です。昨年の全米女子学生のチャンピオンの23歳。なんと、デビュー戦がこの全米女子オープンで、3日目を終え、9アンダーの単独トップに立ちました。

1打差の8アンダーには、アメリカでは大人気のP.クリーマー。この最終組には、アメリカでは大いに盛り上がることでしょう。

7アンダーには、スゥエーデンのH.アルフレッドソンと韓国のP.インビが続きます。

最後の全米女子オープンになる、A.ソレンスタム。今日もスコアを伸ばすものの。トータル2アンダーは、13位タイ。トップとは7打差。しかし、アニカなら・・・・という期待もできます。

一方、現在の世界ランク1位のL.オチョアは、今年は奮いません。今日もスコアを落とし、トータル4オーバーの43位タイです。

さあ、いよいよ最終日。

新星のルーキーが奇跡のデビュー戦優勝になるのか?クリーマーが捕まえるのか?

もちろん、上田にも十分にチャンスはあると思います。

今年の全米女子オープンも最後まで楽しみな戦いが続きますね!

明日の朝、5時からテレビ朝日系列で、熱戦の模様をお伝えします。

お楽しみに!

2008年6月29日 (日)|固定リンク

2008年6月27日 (金)

全米女子オープン 開幕

いよいよ、全米女子オープンが始まりました。

ミネソタ州のエディナにある、インターラーケンCCは、先週くらいから急に気温が上がり、非常に蒸し暑いです。

急な温度の上昇で、コース内には小さな虫や蚊がすごいんです。

さて、初日を終え、トップには、6アンダーで、P.ハーストと韓国の19歳、オ・ジヨン。

日本人選手は、宮里藍と横峯さくらが、2アンダー。上田桃子が1アンダーとトップ3は好調なスタートです。

私は午前スタートだった、宮里藍の組について回ったのですが、パッティングが非常に好調なようです。

砲台で固く、アンジュレーションのきついこのコースのグリーンでは、グリーンをはずすと非常に難しくなるのですが、今日の宮里は何度もパッティングでしのいできた感じです。

しかし、全米オープン。この大会では、我慢し我慢しプレーをすることが大事。と本人が言うように、この我慢のゴルフが良い結果をもたらすのではないでしょうか?

ショットも含め、自分のゴルフにはある程度、満足しているようです。あと3日間。今年の宮里は期待できます。

そして、同じく2アンダーの横峯さくら。マイペースのゴルフで確実にアンダーパーフィニッシュ。日差しの強くなった午後スタートのため、ホールアウト後は疲れた様子でした。

そして、上田桃子。6個のバーディをとりながら、3ボギー、1ダブルボギーの出入りの激しいゴルフ。しかし、1アンダーのスタートなら、初挑戦の全米女子オープンでは、良い結果でしょう。

ホールアウト後も念入りに、アプローチの練習をしていました。

予選を突破して、出場している、天沼千恵子と吉田藍子。天沼が7オーバー。吉田が6オーバーとメジャーの中で苦しいスタートです。

さて、新旧の女王は?

ツアー通算72勝。メジャー10勝。賞金女王8回のA.ソレンスタムは2オーバーのスタートとなりました。

ちょうど、私が宮里の組について、9番ホールのグリーンにあがってきたときにスタートしたのですが、大ギャラリーを引き連れてのラウンドでした。

ツアーの初優勝が、全米女子オープンだった、アニカ。今季限りで引退を表明しているだけに、この全米女子オープン勝って引退なんて・・・・かっこよすぎますよね?と岡本さんもテレビで言ってました。

そして、今季すでに6勝を上げている、L.オチョア。前半でスコアを落としたものの、後半に取り返し、イーブンパーのホールアウト。

オチョアのような、トップ選手の初日のイーブンパーは、非常に不気味な存在だと思います。

本人も全米女子オープンと言うトーナメントを理解しているはず。今ひとつ調子にのれないながらのイーブンパーは満足でしょう。

そして、きっと明日から、立て直してくるはずです。

やはり、この2人には、明日からも注目です。

明日の朝も5時からテレビ朝日系列でお届けします!

2008年6月27日 (金)|固定リンク

2008年6月26日 (木)

第63回全米女子オープン

女子のメジャーの最古の歴史を誇る、第63回の全米女子オープンがいよいよ始まります。

156名の出場選手がほぼそろい、それぞれが、練習ラウンドや、ドライビングレンジ、パッティンググリーンなどで最後の調整に励んでいました。

今年の開催コースである、ミネソタ州のインターラーケンCCは、全米史上最長の6789ヤードですが、パー5が5つとパー73でのセッティングです。

ラフは例年のオープンよりは、少し楽なようですが、グリーンはかなりの状態で仕上がってきています。

正確なショットと完璧なパッティング。やはり全米女子オープンなのでしょう。

日本人選手もそれぞれ、最後の調整を無事終えたようです。

宮里藍、上田桃子、横峯さくらの日本人トップ3と、アメリカでの最終予選を勝ち上がった、天沼千恵子、吉田藍子の5人が挑戦です。

先日、祖父が他界したと記者会見で話した、L.オチョア。世界ランク1位の女王が気持ちを切り替え、このメジャーにどう立ち向かうのか?

今季限りで引退を表明している、A.ソレンスタム。メジャー最多勝の彼女も精一杯のプレーが期待されます。

オチョアとアニカ。やはりこの二人が中心に今年のオープンは動いていくのでしょう。

そこに日本人選手がどう絡んでくるのか?

また、今年の予選会を勝ち上がり、M.ウィーも出場します。ハワイのトップアマチュアとして脚光を浴びたのも、もう数年前。

全米女子オープンではどんなプレーを見せてくれるのでしょうか?

日本では、明日の早朝、5時からテレビ朝日系列でお届けします。

朝早くからの放送ですが、是非、ご覧ください!

全米女子オープンホームページ

2008年6月26日 (木)|固定リンク

お元気ですか?

日本は梅雨らしい天気になってきたようですね。

私は、全米オープンの後、西海岸を中心に新しいゴルフコースの視察などをしております。

アメリカには、まだまだ素晴らしいコースがたくさんありますね。

また、その辺は機会があったらお伝えしましょう。

先週の日本の女子ツアーは、若手の三塚優子が、気持ちいいくらいの完全優勝でしたね。

プロ入りしてすぐに”ステップアップツアー”で彼女を見て、惚れ惚れするようなドライバーに驚いたのを今でも覚えています。

そして、レギュラーツアーに入り、昨年、見事に初優勝を飾り、そして2勝目。確実に進化している彼女のゴルフには、魅力があると思います。

3打差のトップで最終日を迎え、天候の悪い中でのベストスコア。トータル16アンダーは、2位の大山に10打差という快挙でした。

最終日になかなかスコアを伸ばせない選手が多い、日本のツアーの中でのこの勝ち方は、とても素晴らしいと思いますし、これからが非常に楽しみな選手だと思います。

本当におめでとうございます!

さて、私は全米女子オープンのために、ミネソタ州にある、Interlachen CCに来ています。

全米女子オープンらしい、難易度の高いセッティングになっています。

今や世界最強と言われる、L.オチョアなのか?今季限りでの引退を表明した、A.ソレンスタムなのか?

今年の全米女子オープンも目が離せません。

注目はやはり日本人選手でしょう。

昨年、史上最年少の賞金女王に輝き、今シーズンからアメリカツアーで戦う、上田桃子。

一時帰国した、先週のサントリーレディスで見事に優勝。全米女子オープンに望みます。

先週のツアーで6位と復調してきた、宮里藍。難易度の高いコースで、彼女がどのように戦うのか?楽しみです。

そして、日本ツアーから参戦の横峯さくら。今季はまだ優勝はないものの、常に上位と好調をキープ。持ち前のビッグドライブで、全米女子オープンに挑戦です。

また、アメリカ本土で行われた、最終予選会を天沼千恵子と吉田藍子の二人が通過して、全米女子オープンへの切符を手にしました。

たまたま、私がサンディエゴでメンバーになっているコースでの最終予選だったので、会場で天沼に出会い、正直驚きました。

彼女も私が顔を出したので、驚いていましたが・・・・(笑)

今季の日本国内での出場資格の無い、天沼が、全米への挑戦をし、見事に出場権を獲得。思い切りの良い彼女のゴルフが、この全米女子オープンでどこまで通用するのか?

その意気込みにも注目したいと思います。

このように多くの門戸が開かれているのも、全米女子オープンなどの特徴でしょう。

今年の全米女子オープンもお楽しみに!

テレビ放送は、テレビ朝日系列でお伝えします。

6月27日(金)~30日(月) あさ 5時から8時 (予定)

2008年6月23日 (月)|固定リンク

第108回の全米オープンが終わりました。

72ホールで決着がつかずに、翌日、つまり月曜日の18ホールのストロークプレーで行われた全米オープンのプレーオフ。

結果はもうご存知だと思いますが、タイガー・ウッズが優勝。

メジャー14勝目。トリプルグランドスラムの達成です。

通常のトーナメントでは、プレーオフはその日のうちにサドンデス方式や、全英オープンのように4ホールのストロークプレーなど、最終日のうちに決着をつける方法が一般的です。

それは、テレビ中継の問題やギャラリーの動員の問題など、イベントとしての様々な問題を考えるとやはり最終日中に決着をつけることが望ましいということです。

しかし、USGAはこの男子のUS OPENに関してだけ、その方針を変えずに翌日18ホールのストロークプレーによるプレーオフを続けています。

その毅然とした考え方、歴史、プライド。すべてが完璧に備わっているからこそ、真の意味での”メジャートーナメント”と言えるのでしょう。

45歳のR.メディエートにしてみれば、どうしても欲しいタイトル。そこに立ちはだかるのは、世界最強、史上最強とも言える、T.ウッズ。

どのような戦いになるのか?私自身も本当に楽しみでしたが、サンディエゴの郊外にある、トーリーパインズGCには、最終日と変わらぬ数の大勢のギャラリーが詰め掛けていました。

たった2人のプレーオフのために・・・・

素晴らしい戦いでした。

序盤は、タイガーが優勢にプレーを進め、誰もがタイガーの勝利を確信していたのではないでしょうか?

坦々とプレーする、メディエート。しかし彼にも最後までタイガーに食らい付こうというプライドがあったのでしょう。

2打差になった時も、ドライバーの飛距離で30ヤードも40ヤードも置いていかれても、自分を信じて精一杯のプレーを続けました。

今年の全米オープンで唯一、1日もオーバーパーを出していないメディエート。バックナインに入っての13番からの3連続バーディで、タイガーをリードすると、あと1歩で、優勝というところまで来たのでした。

昨日の最終日に劇的なバーディでタイガーが追いついた18番のパー5。

飛距離に勝るタイガーは、今日は確実にバーディを奪取し、再び追いつくことになりました。

そして、これ以降はサドンデス方式になる、プレーオフの1ホール目。

ここまで精一杯にがんばってきた、メディエートが痛恨のボギー。

そして、長い長い今年の全米オープンは幕を閉じたのでした。

5日間、タイガーの組に同行し、レポートをしたのですが、改めて彼のすごさをまじかに感じました。

まだまだ進化し続けるのではないでしょうか?

そして、全米オープンという真のメジャートーナメントの素晴らしさ、プライド。そんなものを多く感じる1週間でした。

最後まで素晴らしいプレーを見せてくれた、タイガーとメディエートに改めて心から感謝したいと思います。

2008年6月17日 (火)|固定リンク

今年の全米オープンも最後の最後まで”ドラマ”が続きました。

第3ラウンドのバックナインで2つのイーグル。17番のチップインバーディなどで首位に躍り出た”主役”T.ウッズ。

過去、メジャーでトーナメントリーダーで迎えた最終日は必ず優勝しているという。

タイガーのメジャー14勝目。トリプルグランドスラムの達成!というドラマを目の前で見れるのか?

そんな最終日。天気はカリフォルニアらしい晴天の中、トーリーパインズGCの全米オープンの最終日がスタートしました。

今日も私は、青木功さんとタイガーの最終組についてお話をさせていただきました。

テレビをご覧いただいた方は、もうご存知でしょうが、素晴らしいプレーの数々でした。

スタートの1番でダブルボギー。2番でボギーとタイガーは2ホールで早くも1オーバーと後退。足の痛みに耐えながらのプレーですが、今週はティショットが安定せずにスコアメイクに苦労していたようです。

タイガーと1打差のL.ウエストウッドも1番でボギー。スコアが伸びません。

1アンダーの3位で最終日を迎えた、45歳。R.メディエートも思うようにスコアを伸ばせず、勝負の行方はバックナインへ!

前半を終え、タイガーが1アンダー。ウエストウッド2アンダー。メディエートがイーブンという展開。

10番でメディエートがバーディで1アンダー。ウエストウッドはボギーで1アンダー。3人が1アンダー。

11番のパー3でタイガーが見事なティショットでバーディで2アンダーと1歩リード。

ウエストウッドは12番13番で連続ボギー。

タイガーも史上最長距離のパー5のセカンドショットをまさかの左へ曲げ、ラテラル・ウォーターハザードのブッシュの中へ。

海外のコースでは一般的なのですが、ここトーリーパインズGCで海岸線の崖のサイドやコースの端のブッシュなどは、OBではなく、ラテラル・ウォーターハザードという設定になります。

13番をボギーとした、タイガー。14番でバーディを取り2アンダーとした、R.メディエートが一歩リード。

15番を終え、残り3ホールで、トップはメディエートの1アンダー。タイガーとウエストウッドがイーブンとこの3人の優勝争いに絞られました。

最終組の一つ前の組のメディエート。2オンも可能な18番パー5。しかしバーディはならずで1アンダーでホールアウト。最終組を待ちます。

最終組の18番。今年の全米オープン72ホール目。

ティショットがフェアウェイをキープできれば、2オンも問題ないこのホール。

まず、ウエストウッドが右のクロスバンカーへ。そしてタイガーのティショット。左のクロスバンカーからのフェードボールをイメージしたティショットは”捕まりすぎ”なのか?左のクロスバンカーへ。

勝負は3打目に移ります。

レイアップしたバンカーからのタイガーの2打目は、珍しく右へプッシュアウト。ボールは深いラフへ。

このホールでバーディを取らないと、メディエートに追いつけない最終組の二人は何としてもバーディを取る必要があります。

フェアウェイから3打目を打ったウエストウッドは、グリーン奥へ3オン。7mほどのバーディパットが残ります。

右のラフからのタイガーの難しい3打目。

解説の青木さんですら、これは難しい。寄せるのは至難の技。というタイガーのショットは、ほぼ完璧にピンの右サイド距離約3m。

ウエストウッドのバーディパットは届かずにパー。

そして、タイガーのバーディパット。5万人ほどのギャラリーが固唾を呑んで見守る中、打たれたボールは、カップを少しかすりながらもカップ中へ!

見事にバーディー!ギャラリーは総立ち。大歓声。

周りの声がまったく聞こえないほどの大歓声。

正直言って、鳥肌が立ちました。

昨日のタイガーのイーグルやチップインバーディにも興奮したのですが、この最後のパットには・・・・

4日間タイガーについて回ったのですが、”何か?”を持っているプレイヤーだと改めて感じました。

全米オープンのプレーオフは、明日、月曜日に18ホールのストロークプレーで行われます。

45歳。史上最年長の全米オープンチャンピオンを目指す、R.メディエートか?

トリプルグランドスラム、そしてメジャー14勝目をタイガーが飾るのか?

ゴルフファンの方はもちろん、あまりゴルフを見ない方でも明日のプレーオフはお見逃しなく!

日本時間の今夜、1時15分からテレビ朝日系列(一部)でプレーオフの模様をお届けします。

もちろん、私も青木さんともう18ホールついて回る予定です。

お楽しみに!

日本の昨日のサントリーレディースオープンの視聴率は、関東地区で10.9%と高視聴率だったようです。

やはり素晴らしいトーナメントには、ファンの方々も関心を多く寄せてくれるんですね。

2008年6月16日 (月)|固定リンク

トーリーパインズGCで行われている全米オープンも予選ラウンドを終えました。

2日目の今日の天候は曇り。少し涼しい一日でした。太平洋からの風も選手たちを悩ませたようです。

初日、1オーバーのT.ウッズ。今日は魅せてくれました。

10番スタートの最初のホールで3パットのボギー。初日の最初のホールはダブルボギーのスタートとなかなかスタートダッシュの利かない展開ですが、13番のパー5では、2オン1パットのイーグル。タイガーのチャージが始まったのか?と思いました。

しかし、その後16番17番と連続ボギーとし、ハーフターン。

そこからタイガーらしいプレーが始まりました。

1番2番と連続バーディの後、4番5番と再び連続バーディ。最終の9番でもバーディと後半だけで、5バーディの猛攻。

今日は3アンダー。トータル2アンダーはトップと1打差の2位タイで予選ラウンドを終えました。

予選を終え、トップに立ったのは、豪州出身のS.アップルビー。安定したプレーで3アンダーのフィニッシュです。

昨年のオークモントと同じですが、全米オープンのセッティングには選手たちも苦しめられているようです。

”ポアアニュア”というグリーンの芝種は、少しづつ速く固くなってきています。

特にグリーンに落ちた最初のバウンドが真上に跳ねるようになるのは、通常のベント芝とはかなり違うようです。

また、4段階にセットされたラフは、”キクユ芝”という種類で、深い場所では、世界のトッププレイヤーの技術をもっても思ったように飛んでくれないようです。

選手たちは、まるで”マジックテープのようだ”と話していました。

いずれにせよ、全米オープン。”我慢”が重要なプレーのファクターになるトーナメントです。

昨年の優勝スコアは5オーバーでした。今年は2日を終えた時点ですが、アンダーパーが8人と、少し例年よりスコアは良くなっているようです。

これも世界のゴルフのレベルの向上でしょうか?

日本人選手は、今年PGAツアー初優勝を飾った、今田竜二が7オーバーでギリギリの予選通過。明日からの決勝ラウンドに期待しましょう。

片山晋呉は11オーバー。谷口徹は1打足りずの8オーバーで予選カットとなってしまいました。

さあ明日から決勝ラウンド。タイガーの独走が始まるのか?伏兵が来るのか?まだまだわからない全米オープン。本当に楽しみです。

テレビ放送は、テレビ朝日系列で朝の8時から11時。お楽しみに!

一方の日本の女子ツアー。”サントリーレディスオープン”は、3日目を追え、一時帰国の上田桃子がトップと2打差の7アンダー。

明日の最終日が誕生日の上田。一時帰国しての逆転のプレゼントがあるのか?トップの大山志保の逃げ切りなのか?

4打差5アンダーの横峯さくらの逆転なるのか?

こちらも楽しみな展開です。

初日から毎日、大勢のギャラリーの方がつめかけてくれているようです。

サントリーレディスも楽しみですね!

2008年6月14日 (土)|固定リンク

第108回の全米オープンがいよいよ始まります。

カルフォルニア州の南部、サンディエゴ郊外にある、トーリパインGCが今年の舞台です。

こちらは温暖な気候ですが、朝晩は少し涼しい感じです。

私も何度もプレーをしたことのあるコースなのですが、やはり全米オープン。

コースのセッティングは、まるで違うコースのようです。

距離が長くなっているのは、前回もお伝えしましたが、フェアウェイは左右2ヤードづつくらい狭くなり、ラフは全米オープンの特徴とも言える、4段階のセットで、非常に厳しいラフになっています。

全米オープンにふさわしいセッティングではないでしょうか?

それにしても長いホールが多く、何ホールかは、タイガーもインタビューで驚いたというようなコメントをしていました。

現地時間の7時から1番、10番の2WAYで152名の出場選手で、予選ラウンドが始まります。

注目のタイガー・ウッズ。マスターズの後に膝の内視鏡手術をし、復帰初戦。今年は絶好調のスタートを切っているタイガーですが、久しぶりのトーナメントがこの全米オープンでは、果たしてどうなるのでしょうか?

それでも、タイガーを中心に今年の全米オープンも進んで行くのではないでしょうか?

今年、米ツアー初優勝を飾った、今田竜二はじめ、片山晋呉、谷口徹の日本人選手のプレーにも期待したいと思います。

日本時間の明日の早朝5時からテレビ朝日系列で、お楽しみください!

2008年6月12日 (木)|固定リンク

2008年6月 9日 (月)

梅雨入りですね!

今年の関東地方は、例年より早い梅雨入りのようですね。

やはり地球温暖化を含め、気候が変わってきているのでしょう。

先週の日本は、女子ツアーのみの開催でした。

優勝したのは、韓国の全美貞。2006年に3勝を上げ、賞金ランク2位。昨年の2007年は、4勝で賞金ランク3位と、実力者の彼女が今季はいまひとつ成績を上げていませんでした。

しかし、13アンダーで見事に今季、初優勝。通産8勝目を飾りました。

一時、1打差まで追い上げた、横峯さくらは、終盤に追いつけずに無念の2位。韓国の李知姫とリエスドが3位タイ。という結果でした。

一方、アメリカ女子ツアーのメジャー”全米女子プロゴルフ選手権”は、大混戦の中、今年ルーキーの19歳。台湾のYani Tseng(ヤニー ツェン)が、見事にプロ入り初優勝をメジャーで飾りました。

最終ラウンドを4アンダーとスコアの伸ばし、スウェーデンのM.ヨースと並んで、12アンダーとした、ツェンは、プレーオフで優勝となりました。

オチョアとアニカが1打差の3位タイ。

2004年から2006年にかけて、アマチュアとして大活躍した、Yani Tseng。

全米女子アマや全米パブリックリンクス選手権などで、M.プレッセルらと戦っていたというトップアマでした。

昨年のアメリカのQスクールを突破してのルーキーイヤー。トップ10入りが3回はあるものの、最高順位が6位の彼女が、まさにアメリカンドリーム。

世界のゴルフ界の底の広さを感じました。

日本から参戦の上田桃子・宮里藍にも充分にチャンスがあるはずです。

そして私は、トーナメントディレクターとしてお手伝いさせていただいている、サントリーレディスオープンが今週あるのですが、今年は、同週に開催することになってしまった、全米オープンのテレビのためにアメリカに来ております。

サントリーレディスは、充分に事前の打ち合わせ、準備もさせていただいたので、大丈夫だとは思いますが、今週は申し訳ありません。

今年の全米オープンは、西海岸のサンディエゴにある、トーリーパインズGCが舞台です。

PGA TOURの”BUICK INVITATIONL”の開催コースとしても有名なサンディエゴ市営のパブリックコースが舞台です。

1957年にW.ベル氏の設計でオープンしたコースは、2001年にリース・ジョーンズ氏の手により、改修されています。

ロサンゼルスから車で南へ約2時間ほどのリゾート地です。

近隣には、いまだに数億円の家が立ち並ぶ、高級リゾート地。しかし、そこにあるこのトーリーパインズGCは、市営のパブリックコース。

普段は、シニア料金の27ドルから市民料金49ドルまでという、まさにパブリックコースなんです。

地元の高校生や中学生が自分でクラブをかつぎながらプレーしている姿を幾度か見ています。

本当に市民のゴルフ場なんです。

そこで今年開催される、第108回全米オープン。

南コースを全米オープン用に7,643ヤードのパー71という、全米オープン史上、最長距離の難易度の高いセッティングでトーナメントを迎えることになりました。

グリーンの刈り高も2.54mm。スティンプメーターでは、13フィートを超えるという難易度。

今年も熱戦が期待されます。

どうぞ、今週はサントリーレディスオープンと全米オープンでお楽しみください!

2008年6月 9日 (月)|固定リンク

2008年6月 2日 (月)

先週のトーナメント

梅雨前の絶好のコンディションの中で昨日のトーナメントは男女ともに無事に終わったようです。

私自身がプロデュースしているトーナメントではなかったのですが・・・・

まず男子ツアー。三菱ダイヤモンドカップ。関西の東広野GCが会場でした。

石川遼くんは、残念ながら4週連続の予選落ち。週の頭に全米オープンの予選があるなど、過密スケジュールとどの会場でも、多くの注目を集めているのは、知らぬうちにプレッシャーと疲労が溜まるのではないでしょうか?

今週から男子ツアーは2週のオープンウィーク。じっくりと立て直して欲しいと思います。

このダイヤモンドカップを制したのは、タイのP.マークセン。アジアンツアーで6勝と実力のある選手でしたが、日本ツアーは初優勝。今年で42歳になる彼は、タイのプロゴルフ界の草分け的存在でしょう。

9人兄弟の5人目。裕福ではない環境ながら、地元のゴルフ場でキャディをしつつゴルフを覚えたというマークセン。

タイには私も何度か行っていますが、ゴルフ場は本当に素晴らしいコースが多いです。しかし、一般のタイの人々がプレーをするというよりは、まだまだ外国人や一部の人間の高価な遊びという感じです。

それでも、メンテナンスやオペレーションも素晴らしく、タイのゴルフ場はかなりお勧めですよ!

惜しくも2位に入ったのが、甲斐慎太郎。今年の”パインバレー北京オープン”でも2位に入るなど、今季好調の若手です。

1981年宮崎県生まれの27歳。日本アマや日本学生などアマチュア時代には、多くのタイトルを獲得し、2004年にツアーデビュー。しかし、プロ転向後は思った成績も残せずにいました。

”雑草軍団”と言われる、中山徹・加瀬秀樹・宮瀬博文たちのグループの一番下の若手としてがんばっていたようです。

これでシード権もほぼ獲得。今シーズンの初優勝が期待できますね!

しかし、視聴率は4.3%(関東地区・日曜日)と女子の7.0%を大きく下回ってしまいました。

飯島茜が優勝した、女子ツアーはギャラリーも最終日に8000人超と、テレビを見ていても大勢のギャラリーがいるように感じました。

まだまだ男女のツアーの人気の差は埋まらないのでしょうか?

男子ツアーのより一層の盛り上がりを期待したいと思います。

2008年6月 2日 (月)|固定リンク

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