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この特集は、ゴルフプロデューサーでありゴルフキャスターである戸張捷が、国内のゴルフトーナメントはもちろん海外のゴルフトーナメントやゴルフ事情などをお伝えいたします。トーナメントの舞台裏やプロの内緒の話など戸張捷ならではの視点でお伝えする予定です。
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戸張捷のゴルフ特集

激闘!US OPEN PLAY-OFF

第108回の全米オープンが終わりました。

72ホールで決着がつかずに、翌日、つまり月曜日の18ホールのストロークプレーで行われた全米オープンのプレーオフ。

結果はもうご存知だと思いますが、タイガー・ウッズが優勝。

メジャー14勝目。トリプルグランドスラムの達成です。

通常のトーナメントでは、プレーオフはその日のうちにサドンデス方式や、全英オープンのように4ホールのストロークプレーなど、最終日のうちに決着をつける方法が一般的です。

それは、テレビ中継の問題やギャラリーの動員の問題など、イベントとしての様々な問題を考えるとやはり最終日中に決着をつけることが望ましいということです。

しかし、USGAはこの男子のUS OPENに関してだけ、その方針を変えずに翌日18ホールのストロークプレーによるプレーオフを続けています。

その毅然とした考え方、歴史、プライド。すべてが完璧に備わっているからこそ、真の意味での”メジャートーナメント”と言えるのでしょう。

45歳のR.メディエートにしてみれば、どうしても欲しいタイトル。そこに立ちはだかるのは、世界最強、史上最強とも言える、T.ウッズ。

どのような戦いになるのか?私自身も本当に楽しみでしたが、サンディエゴの郊外にある、トーリーパインズGCには、最終日と変わらぬ数の大勢のギャラリーが詰め掛けていました。

たった2人のプレーオフのために・・・・

素晴らしい戦いでした。

序盤は、タイガーが優勢にプレーを進め、誰もがタイガーの勝利を確信していたのではないでしょうか?

坦々とプレーする、メディエート。しかし彼にも最後までタイガーに食らい付こうというプライドがあったのでしょう。

2打差になった時も、ドライバーの飛距離で30ヤードも40ヤードも置いていかれても、自分を信じて精一杯のプレーを続けました。

今年の全米オープンで唯一、1日もオーバーパーを出していないメディエート。バックナインに入っての13番からの3連続バーディで、タイガーをリードすると、あと1歩で、優勝というところまで来たのでした。

昨日の最終日に劇的なバーディでタイガーが追いついた18番のパー5。

飛距離に勝るタイガーは、今日は確実にバーディを奪取し、再び追いつくことになりました。

そして、これ以降はサドンデス方式になる、プレーオフの1ホール目。

ここまで精一杯にがんばってきた、メディエートが痛恨のボギー。

そして、長い長い今年の全米オープンは幕を閉じたのでした。

5日間、タイガーの組に同行し、レポートをしたのですが、改めて彼のすごさをまじかに感じました。

まだまだ進化し続けるのではないでしょうか?

そして、全米オープンという真のメジャートーナメントの素晴らしさ、プライド。そんなものを多く感じる1週間でした。

最後まで素晴らしいプレーを見せてくれた、タイガーとメディエートに改めて心から感謝したいと思います。


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