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この特集は、ゴルフプロデューサーでありゴルフキャスターである戸張捷が、国内のゴルフトーナメントはもちろん海外のゴルフトーナメントやゴルフ事情などをお伝えいたします。トーナメントの舞台裏やプロの内緒の話など戸張捷ならではの視点でお伝えする予定です。
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戸張捷のゴルフ特集

富士通レディース 2008 FINAL

今年も劇的なドラマが待っていました。

正直言って、昨年を上回るこの”筋書きのないドラマ”に感動しました。

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朝から大勢のギャラリーが詰め掛けた1番ティ

2位に6打差でスタートした、三塚優子。やはり緊張していたようで、少し固くなっているようでした。

ツアー屈指の飛ばしやの彼女。スタートの1番ホールのパー5をバーディ発進と行きたいところでしたが、パーでスタート。

続く2番ホールでは、ティショットを痛恨のOB。しかし、そのホールをボギーで納め、流れを取り戻した感じでした。

6番、7番と連続バーディ。8番をボギーとしたものの9番でバーディを奪い、15アンダーでハーフターン。

最終組の1つ前の組の7アンダースタートの不動裕理。

不動のチャージに期待したギャラリーも多かったのですが、6番までパーを続け、三塚の独走か?と言う雰囲気が漂いました。

しかし、やはり不動裕理。7番のパー5から10番まで、4連続バーディで猛追。13番のパー3でバーディを取ると、12アンダーまでスコアを伸ばします。

三塚は、13番をボギーとし、14アンダーに後退。それでも、2打差。追いかけるのは不動裕理。徐々に緊張の高まる後半に入ります。

15番のセカンドショットをピン横30CMに不動がつけ、バーディ。この時点で、13アンダー。

ドラマの起こる、上がり3ホール。

不動は、16番、17番とパーセーブして、13アンダーのまま最終18番へ向かいます。

一方の三塚。ロングヒッターだけにどうしても取りたい、16番。しかし、3打目を寄せきれず、パー。17番パー3に入ります。

三塚のティショットは、右手前のガードバンカー。バンカーからのアプローチも寄せきれずに、ボギーとし、13アンダーで最終ホールに入ります。

前の組を行く、不動の18番。右のセミラフからのセカンドショットは惜しくも、名物となったガードバンカーへ。万事休すかと思われました。

しかし、この難易度の高いバンカーから、迷うことなく打たれたボールは、グリーンを捉えます。それでも5mのパーパットを残します。

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そして、このパーパットを真ん中から沈め、13アンダーでホールアウト。最終組の三塚を待ちます。

三塚の18番。セカンドショットはこれもガードバンカーに捕まります。

不動より厳しいライだったのですが、これもナイスリカバリー。見事にパーセーブして、今年の富士通レディースもプレーオフに突入します。

プレーオフは、18番ホールの繰り返し。

1ホール目。不動はフェアウエイの真ん中ら2オン2パットのパー。三塚は、ティショットを右に大きく曲げ、ラフからのショットはグリーンオーバー。難しいアプローチを見事に寄せてパーセーブ。2ホール目に入ります。

2ホール目は、両者パーセーブ。

カップを切り替えての3ホール目。2オンに成功している三塚に対して、不動はガードバンカーへ。

しかし、ここでも不動はバンカーからパーセーブ。プレーオフは4ホール目に入ります。

4ホール目。三塚は2オン。不動は、今度は右のバンカーに捕まります。しかし、不動のバンカーショットは、ピンの30cmに。三塚のバーディパットは入らず、再びカップを切り替え、プレーオフは5ホール目に入りました。

不動と三塚、本当に素晴らしいプレーで会場は大興奮です。6000人を超えるギャラリーが誰も帰らず、ホールアウトした選手たちも10人以上、見ていたのではないでしょうか?

プレーオフ5ホール目で、奥のカラーからのアプローチパットがオーバーしてしまい、返しのパーパットを三塚がはずして、素晴らしいこの戦いのエンディングを迎えたのでした。

不動裕理が、7打差を追いつき、逆転優勝。ツアー通算46勝目。富士通レディースは、4度目の優勝を飾ったのでした。

それにしても、昨年以上のすごいドラマが待っていました。

最終日の三塚は、1オーバーのプレー。やはり優勝するには、どんなに大差があってもアンダーパーでラウンドしないと勝てないようです。女子プロゴルフのレベルが高くなった証拠ではないでしょうか?

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富士通レディース2008も無事に終了できました。

今年は天候にも恵まれ、連日多くのギャラリーが来てくれました。

連日、コース整備にレストランの運営などに朝早くから夜遅くまで、がんばってくださった、会場の東急セブンハンドレッドクラブのみなさんにも感謝したいと思います。

そして、26年間。トーナメントを主催していただいている、間塚会長、野副社長をはじめととする富士通株式会社のみなさまに改めて、トーナメントプロデューサーとして感謝したいと思います。

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それにしても、ゴルフトーナメントは本当に素晴らしいと思います。

1打1打のプレーに興奮し、感動を与えてくれる。まさにトーナメントプロデューサーをしていることに喜びを感じる瞬間です。

トーナメントに携わるすべての人々の想いがこのようなドラマを生むのでしょう。

ありがとうございました。

私の次の大会は、10月31日(金)から始まる、”樋口久子 IDC大塚家具レディース”です。


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