2009年4月17日 (金)

MASTERS を終えて

GUAMで開催していたステップアップツアー“レオパレス21 in GUAM”が終わり日本に月曜に戻り、今日は大箱根CCにコースセッティングの下見に来ております。

先週のメジャー。”MASTERS”は、アルゼンチンのAngel Cabrera3人のプレーオフを制して、アルゼンチン初のMASTERS チャンピンになりました。

Cabreraは、2007年に全米オープンを制しており、これで2つ目のメジャータイトルです。

アルゼンチンといえば、1967年に全英オープンを制したRobert De Vicenzoがゴルフの先駆者。

そのVicenzoには、全英オープンを制した翌年のMASTERSで不幸な出来事があったのでした。

1968年のMASTERSで、彼はトップタイでホールアウトしたものの、自分のスコアカードをよく確認せずにサインをして提出してしまい、スコアが1ストローク多くなってしまい、プレーオフに残ることができなかったのです。

そのとき、MASTERSの創始者である、Boby Jonesは、彼に次のような言葉を残しました。

「ルールはルールである。しかし、私の心の中には今年のチャンピオンは2人いると思っている。」

この言葉でVicenzoは、自分のミスを反省し、また新たな気持ちでゴルフに取り組むこととなったのでしょう。

そのVicenzoの思いも含めて、今年のCabreraの優勝は、アルゼンチンのゴルフ界にとって大きな出来事になったと思います。

歴史あるゴルフというスポーツならではのエピソードではないでしょうか?

一方、日本人選手は、片山晋呉が4位と活躍しました。

彼自身の考える自分で組み立てたゴルフが忠実に再現できた結果でしょう。

彼のプレースタイルがこのメジャーを機に変化したように見えました。

今までは、自分自身のためにプレーするきらいがあったのですが、昨年25勝の永久シードを獲得したことで、人に夢を与えられるポジションにいることに気づき、どうプレーすべきかと変わってきたように思います。

日本のゴルフ界をリードするプレイヤーになるのか?ただの強いプレイヤーで終わるのか?これからのプレー、発言が楽しみになってきました。

初出場を果たした、石川遼。残念ながら予選突破はなりませんでした。

しかし、17歳での出場は、非常に大きな経験になったと思います。

今年の結果もまた彼の今の実力でしょう。

世界のトッププレイヤーが本気で、必死で戦うメジャーの舞台。技術だけでなく、人間性でも勝負していかなくてはならない世界でしょう。

今回の挑戦で、MASTERSの歴史や伝統から伝わるもの、パトロンから感じるもの、コースから学ぶものなど、多くのものから彼の豊かな感受性で吸収し、大きく成長して欲しいと思います。

今週から始まった、国内男子ツアー。どんなトーナメントが見られるのか?注目ですね。

2009年4月17日 (金)|固定リンク