5月も後半になりましたが、今年は例年以上に気温が高いような気がします。

雨も多いのかな?

先日、全米オープンのアジア地区の最終予選が、茨城県の龍ヶ崎カントリー倶楽部で行われました。(正式には、U.S.OPEN Chmpionship Sectional Qualfying)

6月18日(木)からニューヨークにあるパブリックコース、BETHPAGE STATE PARK/BLACKで開催される今年の全米オープンの最後の出場権をかけた大会でした。

31名が出場し、全米オープンへの出場権は、わずか5名。熾烈な36ホールの戦いでした。

石川遼が挑戦したことで、多くの注目が集まり、ギャラリーも2000人を超えたようです。

その石川は、イーブンパーの18位タイと出場権獲得はならずでした。

マスターズ出場後、帰国して国内ツアーでがんばっているようですが、なかなか思うように結果が出ていないようです。

常に多くの人々から注目されながらのプレーで、気の休まることもないのでしょうが、いろいろな体験で多くのものを吸収し、これからも成長していってほしいと思います。

メジャートーナメントに出場するチャンスは、まだまだあるのですから・・・・

通過したのは、日本で活躍する、D.SMAIL。フィリピンのA.QUE。韓国のSANG−MOON BAE。そして、横尾要。甲斐慎太郎の5人でした。

BETHPAGEでは、2002年に全米オープンが開催され、優勝したのは、T.WOODS。

彼が、「最も難しいパー70」と話していた難コースです。

もちろん、私もサントリーレディースの翌週に渡米する予定です。

楽しみです!

2009年5月28日 (木)|固定リンク

先日のワールドレディスの最終日。優勝した諸見里が18番ホールで自分のセカンドショット打ち終えた後、福嶋のセカンドショットがまだあるにも関わらず、グリーンに向かって歩き始めてしまい、福嶋に注意をされるという事があったようです。

新聞の報道でも、福嶋はこのことを聞かれると、「少し気になりました・・・」という発言をしていたようですし、諸見里自身も意図的ではないにせよ、セカンドショットを打とうとした福嶋の視界に入ったことは認めて、反省しているようです。

また、それより前の4月のはじめに、千葉県で開催された、千葉オープンという大会で、室田淳というプロが、自分のプレーに腹をたて、クラブを叩きつけて、そのクラブが近くのギャラリーの足に当たってしまうという事故があったようです。

由々しき事態として、千葉オープンでは、室田を「重大なマナー違反」として失格処分としたそうです。この千葉オープンは、PGAやJGTOの管轄の大会ではなかったのですが、室田はPGAの会員でもあり、JGTOのツアーメンバーでもあることから、今後、何らかの裁定があると聞いています。

プロゴルファーという人間は、アマチュアとどう違うのか?

もちろん、ゴルフの技術がアマチュアをより優れているのはもちろんですが、普通のアマチュアゴルファーというのは、ゴルフを楽しむためにプレーをすればよいわけで、好きな道具、好きなコースで自分にとって楽しめるスポーツであれば良いはずです。

しかし、プロゴルファーは、ゴルフをすることを生業としているわけで、そこに収入がある以上、義務や規範というものが、アマチュアよりも強く求められる存在です。

しかも、プロゴルファーは、アマチュアゴルファーに多大な影響を与えるわけですから、自ずと、その発言であるとか、行動であるとかは、慎重に考え行動しなければならないはずです。

プロである以上、トーナメントプロもティーチングプロもレッスンプロも同じ自覚を持つ必要があります。

トーナメントプロが、ただ良いスコアを出し、賞金を多く稼ぐことだけでは、世の中で誰も認めないと思いますし、尊敬されることもないでしょう。

全てのゴルファーの手本となり見本となってこそ、はじめて稼ぐ賞金とのバランスがとれるのではないでしょうか?

最近のジュニアゴルファーなども、ゴルフでよいスコアを出すことだけに固執しているシーンをよく見かけます。

ゴルフが上手いことが偉いという、間違った印象があるようです。

ゴルフが上手いというのは、上手いプレイヤーとして尊敬されるべき存在でなくてはなりません。

ハンデキャップが20の人でも、きちんとプレーするごとにスコアカードを提出し、自分のプレーに相応しいハンデキャップを取得するというのが、当然のことであります。

アメリカでは、プレーをした後に、インターネット経由でUSGA(全米ゴルフ協会)のハンデキャップのサイトへ行き、自分でスコアを入力し、ハンデキャップを取るという非常にリーズナブルなシステムが構築されています。

しかし、日本では、ハンデキャップを取得するのに、JGA(日本ゴルフ協会)の個人会員になるか、会員権を購入してどこかのゴルフクラブのメンバーになるか?ハンデキャップを取得するにも、いろいろなハードルがあります。

ハンデキャップを持っている人も、シングルプレイヤー(9以下のハンデ)になったら、お祝いをするなどという慣例も、いくつかのクラブではあるようです。

シングルプレイヤーになったとしても、翌月のプレーでスコアがあまり良くなく、ハンデキャップが11になり、その翌週にまた良いスコアを出しまたシングルになったら、再びお祝いをするのでしょうか?

又、人によっては、一度、ハンデキャップが少なくなったら、その後は悪いスコアカードは提出せずに、一番良いハンデキャップを維持しようとしている人も多いようです。

おかしな話だと思います。

つまり、スコアが良い人(ハンデキャップの少ない人)が偉いという風潮の一つだと思います。

プロゴルファーが、強ければいいという話と同じことではないでしょうか?

由々しき問題なのです。

それから最近少し気になることなのですが・・・

ジーン・サラゼンやA.パーマー、B.ホーガン。またJ.ニクラウスやミケルソンやT.ウッズなどのトッププレイヤーたちは、決してサングラスをしてプレーをしていません。

確かに現代の科学の力では、サングラスをすることで、グリーンのラインが良く見えたり、強い日差しから目を守ってくれるということもあるのでしょう。

しかし、プロゴルファーたちの真剣な表情、眼差し、目の輝きというものを我々が見るからこそ、そこにまた一つのゴルフというプレーの魅力、プレイヤーの魅力を感じるのではないでしょうか?

メジャートーナメントで活躍し、多くのファンを持つプレイヤーにサングラスをしたままプレーをする選手はほとんどいないと思います。

ここ数年で紫外線が多くなったとはいえ、30年前とそんなに違うことはないでしょう。

T.ウッズが、パッティングをしたりショットをした後に、ボールを追うあの強い眼差しというか、表情がゴルフファンにとっては、たまらない魅力ではないでしょうか?

こう言ったことを含め、世の中の道理とか倫理とか、大人の人間としての価値基準が少しファジーになりすぎているように思います。

もう一度、こういったことを考え直してみませんか?

2009年5月18日 (月)|固定リンク

2009年5月11日 (月)

ワールドレディス

昨日終了した、”公式戦”の「ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ」は、例年は、東京のよみうりCCで開催していた大会です。

今年からコースを茨城県にある、茨城GCで開催することになりました。

茨城GCは、私も以前に男子の”ダンロップオープン”などのアジアサーキットの最終戦というトーナメントをやっていたのでよく知っていますが、素晴らしいコースだと思います。

落ち着いた雰囲気のクラブハウスと36ホールを有するゴルフ場は、関東の名門と言ってもいでしょう。

日本女子プロゴルフ協会が主催する公式戦には、相応しい舞台だとは思いますが、まだラフが延びきらないのが、公式戦としては少し残念ですね。

また、東京からほど近いよみうりCCを楽しみにしていたギャラリーのみなさんにはちょっと残念だったかもしれませんね。

結果は、ご存知の通り、22歳の諸見里しのぶが、公式戦2勝目。ツアー通算4勝目をあげました。

1986年7月、沖縄県生まれの諸見里は、9歳でゴルフをはじめ、中学2年の時に日本ジュニア(12歳から14歳の部)を優勝。

翌2001年のLPGA開幕戦の沖縄・ダイキンオーキッドにはアマチュアとして出場し、史上最年少の予選通過を果たしています。

2002年からJGAのナショナルチームのメンバーとして活躍し、2004年には、日本女子オープンでローアマのタイトルを獲得、2005年には、日本女子アマ優勝とトップアマとして大活躍をしていました。

2005年のプロテストを一発合格。10月の日本女子オープンでプロデビューすると、わずか3試合でシード権を獲得しました。

また、その年のアメリカ女子ツアーのクオリファイスクールも9位で通過し、プロデビューすぐに日米の出場権を獲得するという快挙でした。

しかし、日米半々のスケジュールで望んだ、2006年のシーズンでしたが、アメリカツアーでは、結果が出ず、秋以降の日本ツアーで、見事にツアー初優勝。

2007年は、日本ツアーを主戦場として戦い、日本女子オープンの公式戦タイトルを獲得。

昨年も1勝をあげ、文字通り、トッププロとして活躍していました。

そして、今年の春先の公式戦優勝。本当におめでとう。

今年の川奈のフジサンケイは、最終日が中止となってしまいましたが、3位タイに入るなど非常に良いプレーをしていたので、今年は活躍するのでは?と思っていた矢先の優勝には、私も驚きました。

これで、賞金ランクも2位に浮上し、今年の全英女子オープンの出場権が見えてきました。(サントリーレディス終了時点のLPGA賞金ランク上位5位が全英女子オープンの出場権を獲得)

海外志向の強い彼女が、日本で成長してどのように海外で戦うのか?楽しみです。

2009年5月11日 (月)|固定リンク

2009年5月 5日 (火)

トーナメントの天候リスク

ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?

道路は大混雑のようですね。季節もよくなり、ゴルフ場もにぎわっているようですよ!

ところで、今日は先日のフジサンケイレディスクラシックが最終ラウンド中止になったことに関して、いろいろな質問が来ていたので、トーナメントにおける天候リスクについてお話しておきたいと思います。

ゴルフトーナメントでは、天候のリスクは切っても切れない関係です。

では?どのような判断でプレーを継続するのか?中断するのか?その辺からお話しましょう。

我々、運営サイドは、できる限りトーナメントは中止にしたくない!という大前提があります。

それは、主催者が大きな経費をかけて開催し、きちんと成立することが前提で開催しているイベントだからです。

もちろん、最終日(日曜日)のテレビ放送においても、プレーがあることが大前提で放送時間が組まれています。

だからこそ、トーナメントにおいては”中断”や”中止”というのは、本当に最後の手段と考えています。

まず、雨天時の状況ですが、グリーン上に水が溜まり、パッティングに影響が出るような状態では、プレーが厳しくなってきます。

しかし、18ホール中で2・3ホールがこのような状況であれば、”ロールドライ”というグリーン上の水をかき出す物を使用して、強行することも可能です。

それでも、4ホール・5ホールとこのような状況のグリーンが増えてくるようでは、トーナメントとして継続するのは難しくなります。

フジサンケイレディスクラシックの土曜日の午後がこの状態でした。

まず、1番ホールのグリーンに水が浮きはじめ、次第に”ロールドライ”が必要な状態となり、そのうちに、その他のホールでも水が浮き始めてしまい、やむなく中断ということになりました。

運営サイドとしては、前日の天気予報などの情報から、ピンの位置を水の溜まりにくい場所(比較的に高い位置)へ切るなどの対策をしていたのですが、それでも降り続く雨には勝てませんでした。

そして、最終日の強風についてですが、今回の強風は本当にすごいものでした。

通常、トーナメント会場には、仮設のテントや看板などの多くの施設が置かれています。

計算上は15m以上の風にも耐えうる強度で設営をしているのですが、今回の風では20m

を超える強風が吹き荒れてしまいました。

ティアップしたボールが風で落ちるという現象や、グリーン上のボールが風で動いてしまうなどの現象が18ホール中の半分以上のホールで起こりはじめてしまい、止む無く中断とせざるおえませんでした。

天気が晴れているだけに、多くのギャラリーの方々も来てくれている状態だったので、何とか続行を検討したのですが、風は弱まるどころか、強くなる予報でした。

無理にプレーをしては?という声も聞かれたのですが、トーナメントというゴルフの競技としては、著しく無理な状況でした。

トーナメント用に仕上げられたグリーンでは、特にボールが動きやすいために、選手がパッティングのためにアドレスすらできない状態です。

また、グリーンに向かって歩いている間に、バーディチャンスのボールが風で動かされ、グリーンの外に出てしまうなど、あきらかにトーナメントとして続行できる状態ではありませんでした。

私も長い間、トーナメントの仕事をしていますが、こんな風には出会ったことがないくらいでした。

日本の女子ツアーとしては、初の強風による中止でした。

朝から会場に足を運んでくださった、ギャラリーの皆様には本当に申し訳ないと思いますが、あのまま無理に続行していても、日没までにプレーが終わったのか?それよりも看板が飛んで、ケガ人などが出てしまっては?と考えると、この中止の判断は仕方がないと思っています。

規定により、トーナメントとしては、54ホール(3日間)のうちの50%を消化すれば成立するので、27ホールを終えた時点で成立はします。今回は、36ホール(2ラウンド)を終えていたので、大会として成立です。

それでも、あと18ホールで色々なドラマが生まれるのがトーナメントです。優勝した選手にとっては、ラッキーでしょう。追いかける選手にはアンラッキーになってしまうでしょう。

それもゴルフトーナメントの宿命でしょうか?

天候だけは、どんなに努力しても我々の力ではどうにもなりません。

その中で最善を尽くすのが、我々の仕事だと思っています。

私がプロデュースするトーナメントの天候がどうなるのか?これも私の”運”ですかね?(笑)

2009年5月 5日 (火)|固定リンク

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