2012年9月12日 (水)

先週の日本のツアーに関して・・・・・

先週開催されていた、男子の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT」と女子の「日本女子プロゴルフ選手権」に関して、感じたことを話したいと思います。

まず、男子ツアーの「TOSHIN GOLF TOURNAMENT」は、第3ラウンドが悪天候で中止となり、54ホールでの成立となりました。

その最終日も雷雨に見舞われ、途中で2時間を超える中断となり、54ホールを終えた時点で、池田勇太と呉阿順が18アンダーで並び、プレーオフとなりました。

通常のプレーオフは、18番ホールを使用して”サドンデス方式“で決着をつけることになります。

しかし、今回は日没となり、1ホールを終えた時点で決着がつかず、145ヤード地点、100ヤード地点、最後は45ヤード地点からのアプローチ勝負となり、呉阿順が優勝しました。

私は、このトーナメントに携わっているわけではなく、現場にもいなかったので、事情はよくわかりませんが、不可思議な決着ではないか?と思います。

正式な日本のツアー競技であり、世界ランクの対象でもあるトーナメントの優勝者を決めるプレーオフがこのような形で決まっていいのでしょうか?

様々な事情があったのだと思います。しかし、優勝賞金の1,200万円と2位の賞金600万円をかけた戦いが、このような形になってしまうことは残念です。

 

奇しくも、同週のアメリカ女子ツアーでプレーオフが日没となり、翌日にプレーオフを持ち越しました。翌週にメジャーである、“全英女子オープン”を控えていながら、月曜日の朝からプレーオフを行い、優勝者を決めています。

海外では、私の知る限り、月曜日に持ち越してプレーオフだけを行うことが当たり前になっています。

以前、翌月曜日のプレーオフが悪天候で出来なかった時に、両選手のスケジュールを合わせ、1カ月後にプレーオフだけを行ったトーナメントもありました。

日本特有の事情があるのでしょうが、このようなプレーオフは残念に思います。

 

一方の女子ツアー。国内メジャーである「日本女子プロゴルフ選手権」は、有村智恵のメジャー初制覇という素晴らしい形で終わりました。

私はTVを見ていて、最終日の18番ホールのピンの位置が、グリーンセンターにあったことに疑問を持ちました。

公式戦らしい、深いラフと早く固いグリーンというセッティングは“真の女子プロゴルフファー決定戦”らしく見ごたえあるもですが、この18番のピン位置だけは、なぜ?そうなったのか?理解に苦しみます。

以前から話しているように、コースのセッティングやピンの位置は、トーナメントにとって非常に重要な要素です。

難易度の高いピン位置に攻めてくるプレーヤーの卓越した技術にファンは、魅了されるはずです。

グリーンのどこに乗せても、バーディかパーしか出ないピン位置では、その魅力が半減してしまいます。

私がプロデュースするトーナメントでは、必ず,競技委員と現場でピンの位置を相談しています。

スリリングでドラマが生まれるようなセッティングこそ、多くのファンに愛されるトーナメントとなるのではないでしょうか?

「たくさんのバーディが出た方が面白い」という意見もあるのでしょうが、タフなセッティングの中でバーディを見せてくれることのほうが、ファンには嬉しいことなのではないでしょうか?

これから日本女子オープンや私がプロデュースする女子ツアーがあります。

ファンの皆様によりエキサイティングなトーナメントをお見せできるような舞台を作っていこうと思っています。

2012年9月12日 (水)|固定リンク