関西オープンでの出来事に関して
関西オープンでの出来事についてお話したいと思います。
今年からJJGTOのツアー競技となった、関西オープンの初日の石川遼のプレーで、大きな話題になっていることは、もうみなさんご存知のことでしょう。
10番スタートの石川遼の2ホール目。11番ホールでそれは起こったようです。
ちなみに私は、箱根で開催している、女子ツアーの“CAT レディス”の会場でその話を聞きました。
石川の11番のティショットは、左に大きく曲がり、OBの可能性があり、暫定球を石川は打ち、セカンド地点に向かったようです。
石川の組だけに、大勢のギャラリーがおり、ブッシュ近くにあったボールをギャラリーか発見したようで、「セーフ」との事。駆けつけた、競技委員も2名いたのですが、OB杭の位置の正確な確認をせずに、「セーフ」との判断をしたため、石川は、そのボールをプレーし、そのホールをボギーの5でホールアウトしました。
その後、プレーを続け、第1ラウンドを終了したようですが、その途中で、関係者などからの指摘が入り、その石川が“セーフ”と言われたボールは、OB区域であり、「セーフ」ではなかったのでは?
という問題が生じたようです。
石川も立会いの下、現場検証をした結果、たしかに石川がプレーをした地点は、OBであり、本来であれば、失格もある、重大な違反になるところでした。
しかし、今回は、関西ゴルフ連盟の競技委員及びJGTOの競技委員が、「セーフ」と間違った裁定をしたことから、誤球によるペナルティは課さず、OBによる1罰打と距離の罰(打ち直し分)の2打のペナルティを課すことで、失格処分にはならなくなりました。
この裁定に対して、多くの方々の色々な意見があるかと思います。
しかし、今回は、その大会の競技委員会が裁定をしたことですから、これはルールに則り、過去の裁定も参考にし、決めたことですから、この裁定に関しては、これでよいと思います。
しかし、私が言いたいのは、ゴルフの大原則として、ゴルファーというものは、プロであれ、アマであれ、「ルール」をきちんと理解している必要があります。
私がゴルフを覚えたての頃は、ルールブックを読み、ルールを理解してコースに出るものと教えられていました。
そして、ゴルフのルールと言うものは、プレイヤーを罰するためのものではなく、全てのプレイヤーが、公平にプレーを進めることができるためにあるものです。
例えば、池にボールが入ってしまった時の処置として、ウォーターハザードの処置のルールがあり、プレー不可能な場所にボールが行ってしまった時に、アンプレアブルやロストボールというルールがあるのです。
プレーを公平に“継続”するために、ルールがあるということは、みなさんにも理解していてもらいたいと思います。
それから、今回の件で、私は気になったのは、ギャラリーが多くてOB杭の確認が出来ずらい状態であるとか?プレー可能な区域がOBになっているとか?
私がプロデュースしているトーナメントでは、OBラインの確認や、プレー可能な場所でのOBなどは、極力なくし、“トーナメント用”にOBのラインをセットがするのが、当たり前です。
今回は、現場に行っていないのですが、私の記憶では、宝塚のこの場所は、OBの「ゾーン」になっている区域だと思います。
コースの中にOBのゾーンを設けるというのは、通常営業の中では問題ありませんが、トーナメントなどの正式な競技会を行う場合には、やはりわかりにくいエリアとなってしまうのではないでしょうか?
サントリーレディスでは、トーナメント開催時には、コース内の全てのOB杭を撤去し、トーナメントを実施しています。
もちろん、今週の大箱根CCやフジサンケイの富士桜CCはじめ、私が関係している、トーナメントのコースでは、OBの場所・ラインなど、トーナメント用のコースのセットアップは、通常営業とは違うセットアップをし、100%コースの状況を理解し、作っています。
海外のコースでは、基本的にOB杭というものはなく、プレーできなければ、アンプレアブルやロスとボールの処置をするという事が一般的です。
そういう意味からも、日本のトーナメントコースにこのようなOBゾーンがあることは、このような事態を招く要因となってしまうのではないでしょうか?
今回のこの出来事に関しては、競技委員会のセットアップのミス。現場にいた競技委員が、ボールの位置の確認をきちんとしなかったミス。
そして、本人も反省しているようですが、石川自身が、自分のボールを自分で、確認しなかったというミス。
その大きな3つが、重なり起こった出来事だと思います。
今後、日本のゴルフが世界のレベルになるためにも、このようなことは絶対にあってはならないことではないでしょうか?
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