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この特集は、ゴルフプロデューサーでありゴルフキャスターである戸張捷が、国内のゴルフトーナメントはもちろん海外のゴルフトーナメントやゴルフ事情などをお伝えいたします。トーナメントの舞台裏やプロの内緒の話など戸張捷ならではの視点でお伝えする予定です。
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戸張捷のゴルフ特集

富士桜CC コース下見

昨日、男子ツアーの”フジサンケイクラシック”開催に向け、コースの下見をしてきました。

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山梨県の富士河口湖町にあるこの富士桜カントリー倶楽部では、男子ツアーの開催は今年で4回目となります。

7400ヤードを超えるコースセッティングは、日本のツアーでも屈指の長さです。

この地域では、冬場はクローズになってしまうため、コースの下見も今回が最初になります。

JGTOの鈴木規夫プロとともに、18ホールの確認をしてきました。

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今回の下見では、主に使用ティの確認とメンテナンスの確認が中心になりました。

昨年使用したティで今年もいいのか?変更すべきホールはないのか?コースの状態、芝生の状態はどうなのか?などを見てきました。

基本的に昨年とほぼ同様のセッティングにすることにしたのですが、5個あるパー3のホールの距離・使用クラブ・難易度がどうしても似通ってしまうので、今年は16番のパー3を変更することになりました。

昨年より1つ前方のティを使い、約20ヤードほど前になります。そのことにより、難易度の高いグリーンで、様々なピンポジションをセットすることができるようになり、よりスリリングなホールとなるはずです。

全体的なコースコンディションは、例年より良い状態に見えました。

これから梅雨を迎え、夏を乗り切り、そしてトーナメントウィークというまだまだ長い時間がありすが、なんとかベストなコンディションでトーナメントを迎えたいと思います。

昨年は、石川遼がアマチュアとしてツアー優勝後、初めて挑戦したツアー競技として、大いに盛り上がった大会でした。

プロ転向した、石川遼が今年はどれだけ成長して帰って来てくれるか?今からそれも楽しみのひとつです。

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コース下見を終え、JGTO鈴木規夫プロと大会事務局長と!

                                               

さて、今週の男子ツアーは、初の海外開催となる、パインバレー北京オープンのようですが、報道も少なく、テレビ放映もCS放送のみと少し寂しいですね。

藤田寛之ががんばっているようですが、アジアツアーの選手が多く上位を占めているようです。国際化をしていこうと言うツアーの考えがあるのであれば、是非、今回のような大会で、上位を日本人選手が独占するくらいの勢いが欲しいと思います。

コースの環境やその地域の気象条件んどのいろいろな条件がどのように変化しても、すぐにアジャストできるようにならなければ、世界の中で戦うのは難しいでしょう。

今回のトーナメントなどは、まさにアジャストがいかに素早くできるか?そこがカギではないでしょうか?


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台風による中止の舞台裏

私が手がけるフジサンケイクラシック、翌週のサントリーオープンと、続けて悪天候により競技が1日短縮され、54ホール・ストロークプレーとなりました。

前者は濃霧が原因で、これはギャラリーも選手もひと目で「プレーは無理」と納得できたため、「中止」に異論は出ませんでした。

一方、サントリーオープン2日目の中止ですが、それにはちょっと慌しい舞台裏があったので、今回はその話を紹介しましょう。

今年のサントリーオープンは、大会初日、6日の夜から翌7日の明け方にかけて、関東西部を縦断していった台風9号の影響で、コースは一晩中、豪雨と強風にさらされてしまいました。

台風に備え、コースの管理スタッフは徹夜で警戒。そして、翌朝は暗いうちから、とりあえず練習場と練習グリーンを整備しました。

当日の第1組のスタートは7時10分。ですから早い選手は6時前にやってきて、まず練習を始めたいからです。

私がコースに到着したのは5時すぎのこと。相変わらず風は強かったものの、激しい雨は止みつつありました。

それから徐々に明るさを増してきたので、コース点検に出かけることにしました。

ところが、カートを走らせてビックリ。

ラフと言わず、グリーンと言わず、はたまたバンカーと言わず、とにかくコース一面、強風でちぎり飛ばされた木の枝・葉で覆われていたのです。印象的にはコースの7割ほども枝・葉がびっしりと散乱していました。

それだけではありません。バンカーも一部は池のようになっていましたし、一部は水は引いたものの、砂が雨に流されて、大きくひび割れしていました。

また、看板やテント、旗といった人工の設置物は、簡単に撤収できるものは前夜のうちに片付けてあったのですが、一部残されてあったものはやはり強風で飛ばされていました。

ざっと点検を終えた時点で、7時10分からの競技開始は無理と判断。選手、それから10人ほどだったでしょう、既に来場されていたギャラリーの方に、競技開始時間を10時に遅らせる旨を、私が場内アナウンスでお知らせしました。

その決定になんら支障はなかったのですが、問題はそのあとでした。天気は・・・・相変わらず風は強いものの・・・・雨は完全にやみ、空も明るくなってきました。

ですから、選手やギャラリーは、「これならもうじきスタートできそうだ」と期待します。また、主催者のサントリー関係者をはじめ、大会関係者も皆、競技開始を待ちわびます。なかでも選手は、54ホールに短縮されれば、獲得賞金に加算される額が、4分の3に減額されますから、どうしても4日間・72ホールでプレーしたいと思います。

とにかく、皆が皆、競技開始を今か今かと待っているのです。

ところが、コース管理は総出で、一心不乱に整備をしても、とても追いつきません。

そのため、私は10時の開始は無理と判断。再度、12時まで遅らせるとアナウンスをしました。

当然、あちらこちらから「できるんじゃないの?」といった不満の声が、特に選手の間から強く聞かれました。

そこで私は、ハウス食堂をのぞき、そこで待機している選手に相談することにしました。

芹澤信雄プロら何人かの選手がいたので、

「誰か私と一緒に、コースを見てくれないかな?」と提案。

それに細川和彦プロが「僕が行きましょう」と同意してくれたので、二人でカートに乗って、再度、整備の進捗具合を見ることにしました。9時30分頃だったと思います。

「どう? これじゃ、今日のスタートは無理だろう」

「そうですね。とてもできませんね」と細川。

散乱する枝・葉の数が半端ではありません。急いで中途半端な整備をしても、例えばフェアウェイに飛んだボールが落ちている枝に当たってラフの方へ跳ねてしまう、といったことが十分に起こりえます。それでは、ショットに対する公平性が保たれません。

コースが「競技不能」の状態であることを細川プロに納得してもらうと、ハウスに戻って、主催者・ツアー機構など大会関係者と協議した上で「中止」を決定。そして、場内アナウンスをしました。

もちろん、選手の間からは不満の声があがりました。前週に続く54ホールへの短縮ですから、当然の反応です。

でも、その声に対して、一緒にコースを視察した細川プロが、「今日は無理です。今、僕が見てきました。スタッフ総出でコース整備をしてくれていますが、それでも今日一日かかります」と選手の目で見た現状を説明し、他の選手を納得させてくれたのです。

言うまでも無く、ツアートーナメントは主催者だけのものではなく、選手、ツアー機構、コース関係者、競技運営スタッフ、メディア、そしてギャラリー・・・・、トーナメントにかかわるすべての人のものであり、皆が参加して作り上げるものです。

ですから、その皆が納得して、同じ方向を向けるようになれば、トーナメントはずっと盛り上がりを増すはずです。

そして、トーナメント・プロデューサーの仕事とは、大会をそうした方向に持っていくことなのです。関係者みんなでトーナメントを盛り上げる雰囲気作り・・・・これもトーナメント・プロデューサーの大事な仕事なのです。

ちなみに、8月の女子ツアーの新キャタピラー三菱レディースも2日目は、早朝、霧が立ち込め、スタートが大幅に遅れました。

そこでの私のプロデューサーぶり、私の舞台裏での仕事ぶりを、川原由維プロの父親、徹夫氏が自身のブログ(8月21日掲載)で、愛情をもって紹介してくださっています。下にURL(アドレス)を載せましたので、ご覧になってみてください。

http://blog.golfdigest.co.jp/user/teppoh/daily/200708/21


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富士桜カントリー倶楽部

Nifty_001 昨日は今年の8月末からはじまる”第35回フジサンケイクラシック”の下見にやってきました。ご存知の通り今年で35回を迎えるこの大会は私が第1回から担当をさせていただいているトーナメントです。会場をこの山梨県の富士桜カントリー倶楽部に移して3年目の大会になります。

冬季はクローズのコースなので、4月からオープンするためまだまだ芝生の生育は絶好調ではありませんが、冬をうまく乗り切り今年は良い状態で春を迎えたようです。

今回の下見では、過去2年のトーナメントでの各ホールの平均ストロークや問題点等を検証しながら今年の「コースセッティング」をしていきます。トーナメントの開催にあたっては今年のイメージを作り出す最初の大事な仕事になります。近年の男子ツアーでは飛距離が格段に伸びており、さすがの私もかないません(笑)そのために今回は現役の”田島創志プロ”に来てもらい実際にショットをしてもらいながら下見をしていきました。

今年の使用ティ、フェアウエイのライン、グリーン周りのライン、メンテナンス上のお願い等を細かくチェックしゴルフ場のオーナーやキーパーにお願いしていきました。もちろん、トーナメントとして良い展開が生まれるようなセッティングを考えて行きます。どのような展開でどのように盛り上げるのか?その辺をイメージしながら18ホールをくまなく歩き、時にはボールを打ち、田島プロの意見も聞きながらの下見はトーナメントプロデューサーとしてはやりがいのある時間でもあります。

今回の下見では主催であるフジテレビの事業の責任者をはじめ番組のプロデューサーや日本ゴルフツアー機構のディレクターも同行の中で各所のいろいろな意見を聞きながら進めていきました。

今回の下見には田島プロに来てもらいましたが、もちろんフジサンケイにも出場します。テストヒッターとして現役のプロが参加することはよくあることで、これがルールに抵触することはありませんので・・・。それにしても今のプロは本当によく飛びます。富士桜はこのトーナメントのために改造を行い、今の日本のツアーでは最長の7400ヤードを越えるセッティングになっているのですが、プロにとっては長すぎるということはないようです。ある意味では恐ろしいですね。逆にアマチュアでは手に負えない長さなんですが・・・・(通常営業のティは普通にプレーできますからご安心ください!)

ということで今年のコースセッティングのアウトラインは決まりました。もちろん今後も何度か足を運び、細かい修正を加えながらよりグレードの高いトーナメントをプロデュースしていきたいと思います。今年も素晴らしいトーナメントをご期待ください。

Nifty_002 下見に協力してくれた田島プロ

Nifty_003 下見を終えて、セッティングにも熱心な!大会事務局長と田島プロ


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フジサンケイレディスクラシック 直前②

今週のトーナメントの結果はまだわかりませんが、来週開催の「第26回フジサンケイレディスクラシック」の準備は着々と進んでいます。気持ちの良い春の日差しの中で川奈はやはり素晴らしいコースではないでしょうか?

今日は前回の続きで、トーナメントの観戦についてお話しましょう。

まず、会場に入るとその日の組合せ表(ペアリングシート)とパンフレットなどが配られています。お目当ての選手のスタート時間の確認やコース内のロケーションの確認などができます。まずは練習場に行ってみてはいかがでしょうか?朝のプロの練習は参考になると思いますよ!そして会場内には”ギャラリープラザ”と言われる飲食&グッズ販売のスペースがあります。ここではお弁当や軽食、飲物などが売られています。会場によっては地元の名物料理が食べられるかもしれません。また、ゴルフ用品のアウトレットセールなども実施していることが多いので意外な掘り出し物が手に入るかもしれません。

コース内では、お気に入りの選手について18ホール歩いてみたり、名物ホールや18番ホールで多くの選手を見るなど、観戦方法はお好みに合わせて楽しめると思います。真剣なプロのプレーを目の前で見る迫力はきっとテレビ中継にはない迫力を感じることだと思います。観戦する場合には最低限のルールは守りましょう。特に携帯電話の着信音はプレーの妨げになることがあるので必ずマナーモードにしてください。もちろん選手の近くでは通話も遠慮してください。カメラ付き携帯電話やデジカメなどでの撮影は一切禁止です。これはプレーに支障があるだけでなく、選手の肖像権の問題などもあるのでご遠慮いただきたいと思います。選手のサインはできればホールアウト後にお願いをしてみてください。やはりトーナメントなのでスタート前はそれなりに緊張しており、選手それぞれのリズムやメンタルなコントロールをしていることがあるので、できればホールアウト後にサインを求めてもらえると選手も安心して応じられるのではないでしょうか?選手のサインに関しては、あくまでも選手の意思です。我々、運営サイドの人間が決めているものではありません。しかし選手は出来る限りファンの方々の要望には答えようと努力しているはずです。選手もファンも無理のない範囲で楽しめたら良いのではないかな?と思います。

さあ、フジサンケイレディスは明日のマンデートーナメントから開幕です。マンデートーナメントは本戦の出場資格を持たない選手が最後の出場権をかけて戦う18ホールです。今年は62名の選手が出場し、14名の出場権をかけて行われます。天気もなんとか持ちそうなので順調に進んで欲しいと思います。それではまた明日、マンデーの結果を中心にお伝えします。

002 川奈ホテルGC名物の16番のパー5です。


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フジサンケイレディス直前!

ゴルフファンのみなさん!今週は男子ツアーも開幕し日本のトーナメントシーズンもいよいよですね。私は来週の「第26回フジサンケイレディスクラシック」に向けて最後の準備段階です。

今日は、ゴルフトーナメントの観戦のための情報を少しお教えしましょう。

日本のゴルフトーナメントは、これからほぼ毎週のように日本のどこかで開催されます。トーナメントのスケジュールはすでに年間スケジュールが発表になっているので、観戦に行きやすいトーナメントを探してみてください。(LPGAやJGTOのホームページで確認できますよ)通常、トーナメントでは前売り券を発売します。女子ツアーでは3日間開催が多いので3枚綴りが多いようです。来週のフジサンケイでは観戦しやすいように4枚綴りにしています。この前売り券は4人で最終日に一緒に見にきても構いませんし、一人で3日間見に来てもOKです。ちなみにフジサンケイは4枚で5000円です。1枚あたり1250円という金額的には非常にリーズナブルな設定になっています。どのトーナメントでも前売り券は当日券よりもメリットがあるはずです。トーナメントによっては前売り券に開催コースのプレー優待券が付いたりするものも最近は多いようです。前売り券の発売場所は、開催するゴルフ場や近くの駅などが多いのですが、最近ではネットでも発売しているようです。また、いわゆるチケットセンター(ぴあ・e+など・・・)やコンビニでも発売しているトーナメントが多くなりました。前売り券はトーナメント初日の前日まで発売しています。もちろん当日券も会場で発売しています。ゴルフ場は広く、座席指定があるわけではないので”売り切れ”になることはまずありません。しかしながら前売り券に比べて金額が少し割高になってしまいます。試合の展開や天気などを気にされる方は当日券が確実ですが・・・・

会場までのアクセスは、それぞれのトーナメントのホームページなどで確認するのがよいでしょう。ほとんどのトーナメントではギャラリー用の駐車場を確保しています。そこから会場のゴルフ場まではバスで移動というのが多いですね。電車の利用が便利な会場であれば絶対的に電車をお勧めします。最寄の駅から無料送迎バスも出ているので非常に便利です。どうしても自家用車で来場される方が多いので電車利用の方がスムースなときが多いようです。

各日のスケジュールは、女子の場合、金曜・土曜が予選ラウンド。日曜日が決勝ラウンドになります。(4日間競技場合は木曜・金曜が予選。土曜・日曜が決勝)予選ラウンドの第1組のスタートはだいたい8時頃になります。全組がホールアウトするのが14時~15時という感じになります。もちろん季節と場所により多少の違いはありまが・・・ちなみにフジサンケイレディスは川奈ホテルというコースの特徴から3日間ともに1番からの”ワンウェイ”スタート方式を採用しているため、第1組7時30分。最終組のホールアウトが17時ころになります。

ほとんどのトーナメントの最終日は、14時から15時の間くらいに終了することが多いです。スタート時間は予選通過の人数により変わってきますが、優勝争いの最終組は10時すぎのスタートになることが多いです。

選手は自分のスタート時間の約2時間前にコースに入り、朝食後、ストレッチなどを行い練習場に向かいます。選手のスタート前の真剣な練習を見るのであればスタートの1時間前には練習場に行く必要があります。

コース内での観戦便利情報は次回またお伝えしたいと思います。

さて、いよいよ来週開催のフジサンケイレディスですが、前売り券は4月19日まで発売しています。アクセスなど詳細は是非ホームページをご覧ください。


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フジサンケイレディス ①

桜満開!すっかり春の陽気ですね。ゴルフには素晴らしい季節になりました。

今日は、フジサンケイレディスクラシックの最終のコース下見と打合せをして来ました。

大会は、4月20日(金)からなのですが、約3週間前あたりにコースに行ってコースコンディションやオペレーション関係の打合せが必要になるんです。

川奈ホテル・富士コースは、2年前から女子のフジサンケイレディスとして開催しています。早いもので今年で3回目になります。伊東市の川奈にあるこのコースは伊豆半島の温暖な気候で、フェアウェイやグリーンはかなり青くなってきています。今年は温暖化で少し早いような気がします。

フェアゥエイのラインの確認やグリーンの状態のチェックなどをキーパーとしてきました。これから大会までの3週間で、芝はどんどん動いてきます。トーナメントではかなり良い状態で迎えられるのでは?と期待しています。やはりゴルフトーナメントは舞台であるコースがしっかりとしていないと素晴らしいトーナメントにはなりませんから・・・・

また、期間中のレストランのメニューなどの打合せもしてきました。意外に思われるかもしれませんが、トーナメントでは期間中、選手やゲスト、関係者のために「トーナメント用メニュー」を作ってもらっています。過去のメニューのオーダー数などを参考にしながら、「誰のために何が最適か?」を考えてホテルにお願いすることになります。もちろん、川奈ホテルらしいメニューで料理長と話し合いをして決めていくことになります。そして、場内の看板や設備のデザイン、設置場所等の最終確認やロッカーの使用方法、クラブハウス周辺のオペレーションの確認、そして出場選手リストからキャディの割り振りなど・・・・・最後の追込みという感じです。

まだまだ、都内での準備もいろいろあるのですが、やはり最後は開催コースでの打合せが重要になってきます。今年も「名門・川奈ホテルゴルフコース」では、素敵なドラマが生まれるのではないでしょうか?


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オフの仕事 ②

日本のプロ野球がキャンプインして、連日、スポーツニュースでは野球の話題が中心になっていますね。実はプロゴルファーも2月から本格的にトレーニングを開始する選手が多いようです。プロ野球同様、やはり暖かいところでキャンプを行うプレーヤーがたくさんいます。国内では沖縄や宮崎。海外では、ハワイやグァム、オーストラリアといったところが多いようです。ゴルフは個人スポーツですが、さすがにこの時期のトレーニングは何人かの仲間と一緒に行うのが普通です。ほとんど場合、まずは基礎体力作りから始めます。いきなりラウンドしたり、ボールを打ち続けたりというトレーニングは、まずありません。この辺のメニューづくりは、ここ10年で大きく変わったのではないでしょうか。最近は、専任のトレーニングコーチに指導してもらう選手もとても多くなりました。

そうしたプロゴルファーに負けずに、私もシーズンに向けての準備を進めています。今日は前回に続いて、この時期のプロデューサーの仕事を紹介しましょう。前回はコースセッティングの話でしたが、今回はコース以外でのトーナメントの準備についてです。

トーナメントは、主催者のPRや販売促進においても、非常に重要で大きな要素を持つイベントです。そのために私は、主催者の意向を極力聞きながら進めるようにしています。しかし、主催者の意向だけでは、“トーナメント”自体が持つ本来の意義や魅力が薄れてしまうので、その辺をうまくコーディネイトすることになります。

ポスターなどのPRツールのデザインをし、そのポスターをどこへ、いつから掲示するのか。そのためにどれくらいの枚数が必要なのか。また、それに併せて、前売り券はいつ頃から、どこで販売するのか。金額の設定は昨年のままでいいのか……などを検討していきます。私のトーナメントでは、前売り券に開催コースの「プレー優待券」を付けて発売することが多いのですが、そのようにしたのは、少しでも多くの方にトーナメントコースを体験してもらい、なおかつトーナメントを見てもらうきっかけ作りでもあります。

また、今の時期には、プロアマトーナメントの参加賞や順位賞の検討、ボランティアやスタッフのウェアなどのデザインを検討する時期です。スタッフ・ウェアが会場でどのように見えるのか? 着ているスタッフにとって快適か? 様々な角度から検討していきます。たくさんの数量を作製するので、生地などの手配を考えると、今から準備を進めておく必要があるのです。もちろん予算の見積もりも重要な仕事です。

ボランティアの募集もこの時期から動き始めます。今年の開催日程や開催概要を作成し、ボランティアグループの幹事さんとの打ち合わせを始めます。私はトーナメント運営においてボランティアの役割はとても重要と考え、ボランティアグループにはリーダーとなる幹事さんを数名、置いてもらうようにしています。その方々が中心になって、ボランティアグループに連絡事項や募集要項の配布をお願いしています。また、各ボランティアからの意見も彼ら幹事さんを通じてこちらに届けられるシステムにしています。こうしたボランティアの組織と、開催地の地元・公共団体(市役所や商工会など)とのコラボレーションにより、トーナメントはより活気あるものになるのです。もちろん主催者という中心スポンサーの存在はありますが、開催地の地元にいかに受け入れられるイベントになるのか。トーナメントの成功には、それがとても重要なファクターになると私は考えています。

単にトーナメントを開催し、それをテレビ中継するのではなく、その地域に根付いたイベントとしての開催こそが、トーナメントのクォリティアップにつながるのでしょう。そのため私は開催地には何度も足を運んで、地元の多くの方々とお話をさせていただいています。私にとって、地元との関係は非常に大きな財産なのです。


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オフの仕事

“大暖冬”とはいえ、まだまだ寒い日本ですが、楽しいゴルフしてますか? 日本のツアー開幕はまだ先ですが、アメリカでは、今シーズン初登場のT.ウッズが昨年からの米ツアー連勝数を7に伸ばしました。彼の進化は止まりませんね。

ところで、今の季節に“トーナメントプロデューサー”は何をしているのか? を、今日は少しお話しましょう。

2月に入ると、野球選手のようにプロゴルファーも本格的なトレーニングに入るようですが、我々の仕事も、1月の中旬から2月は、ある意味では重要な季節なのです。というのは、今の時期にトーナメント用の「コースセッティング」を行う必要があるからです。春のトーナメントはもちろんのこと、夏から秋にかけてのトーナメントでも、今の時期にフェアウェイのラインやラフの状態などを決めて、コース側のグリーンキーパー達と打合せをする重要な季節なのです。

まだまだ芝生が眠っている今の時期にコースのセッティングを決め、コース側にお願いすることで、トーナメントでは思い描いたセッティングに実現させるのも、プロデューサーの仕事の一つなのです。1月中に、既に3コースほど視察&ミーティングに行ってきました。プロの技術・筋力面の向上(用具の向上?)や、昨年の反省などをふまえ、1ホール毎、検証していきます。特に終盤のテレビ中継ホールの4~5ホールでは、トーナメントを盛り上げるドラマを頭の中で描きながら考えていくことになります。選手たちが1打の重みを実感しながらプレーすることになるセッティングを考えているのです。

ティインググラウンドを変更することもあります。それは単に距離を伸ばすということではなく、どのティを使用することで、どのようなレベルの戦略がそのホールで生まれるのか? そしてそれが、そのトーナメントの流れの中でどういう意味を持ってくるのか? ということを考えるわけです。実際のトーナメントでは、もちろん思った通りにならないことのほうが多いのですが、少しでもレベルの高いトーナメント、面白いトーナメントを作るために、今の季節は実は重要な時期なのです。

ゴルフコース以外でも打合せが始まっています。今年のトーナメントはどのようなコンセプトで作っていくのか? 昨年の反省点を今年はどのように改善すればいいのか? などなど。もちろんポスターなどのPR戦略も早々にスタートすることになります。

約1年をかけて様々な角度からトーナメントを見直し、少しでも進化させていくことが“トーナメントプロデューサー”の重要な仕事なのです。日本のシーズン開幕はまだ先ですが、今年も楽しみにしてください!


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文化放送

関東地方にお住まいの方にはラジオで聴いていただけるのですが、私は毎週土曜日の早朝、文化放送で『戸張捷・松井功のモーニングゴルフ』という番組を担当しています。といっても、松井プロ――というべきか、会長(日本プロゴルフ協会)というべきか――と、コンビで掛け合いトークをしているわけではなく、2部構成になっていて、私のコーナーはモノローグ、一方松井プロは藤木千穂さんという素敵な女子アナウンサーにゴルフを教えて、感心されるという羨ましい構成になっています。私のコーナーは、タイトルを何度か変えながらも、なんと35年も続いている文化放送でも長寿番組のひとつなのです。

文化放送は1952年(昭和27年)に、キリスト教の宗教法人の申請により開局した、東京で2番目の民間ラジオ局で、実は局舎の一部はチャーチ、教会になっています。当然、放送の内容もキリスト教の普及を目的にしたもののほか、文化・教養・芸術番組を中心にスタートしました。その後『赤尾の豆単』でおなじみの(といっても、果たして今やどれくらいの方が知っているのでしょう)旺文社が大株主となり、教育番組が加わるなどしたため、今でも"文化色が濃い"というイメージのあるラジオ局です。その一方で、文化放送からは亡くなられた土居まさるさんや、今や連日テレビに映らない日はない、みのもんたさんを始め、落合恵子さん、吉田照美さん、梶原しげるさんといった多士済々のタレントアナウンサーが輩出。また、深夜放送の名物番組『セイ! ヤング』では、私の古くからの友人でもある歌手(元アリス)の谷村新司さんが担当し、爆発的な人気を博したことがありました。とにかく、硬軟織り交ぜてとてもユニークなラジオ局です。

 その文化放送での収録が先週、新宿区四ツ谷の局舎でありました。私がまもなく、全英オープンで渡英するため、今回は7月22日放送分まで収録することになりました。実は、文化放送は24日から浜松町の駅前に新しく建てられた、新社屋からの放送になります。ですから、私の番組も四ツ谷からの放送はこの22日が最後になります。そのため、今回はちょっとノスタルジックに、番組が始まった35年前のことを思い出しながらの内容になりました。その話がちょっと面白いと思われるのでここで一部をご紹介しましょう。全部聴きたいという人は22日午前6時25分からオンエアされる私のプログラム(1134)にチューニングを合わせてください。
 もともとこの番組は、プロ野球の名選手だった"ベーやん"こと、別所毅彦さんがホスト役の『ベーやんのゴルフジョッキー』の一コーナーとしてスタートしました。当時、私は26歳のダンロップ(住友ゴム工業)の一社員でした。その私のもとに、文化放送のディレクターがやってきて、「戸張さんには、この番組のこのコーナーを用意していますからお願いします」ってオファーがきたのです。当時は――青木功はまだ世に出る前、雌伏の時代でしたが――ちょうどジャンボ尾崎が飛ぶ鳥を落とす勢いでツアーを席巻していた時代で、ゴルフの本格的な大衆化が始まろうとするころ。また、海外からはジャック・ニクラウスやアーノルド・パーマーといったスーパースターの活躍のニュースが次々と飛び込んできて、一般のゴルフに対する注目が高まってきたころでした。それでもゴルフのレギュラー番組を作ったラジオ局は他になく、26歳の私の起用といい、文化放送は実に思い切ったことをする局のようです。
 そこで私が担当することになったコーナーのタイトルですが――これが、思い出すだに、顔が赤らむタイトル名で……。実際、収録のときには口にするや「いやぁ、何とかいえましたね」という言葉がこぼれたほどでした。
『世界のハンサムボーイ 戸張捷のゴルフ万歳!』
 今また、顔が赤らんでいます。
 それから延々35年。別所さんが本業のプロ野球の解説等で多忙になられたために番組を降板された後も、私のコーナーだけはずっと続いてきました。文化放送も、止めるに止められないのでしょうか? コマーシャルの提供が付かない時期も、ゴルフの人気が下火になった時期も、ずっとこのゴルフ番組を続けてくれたことには感謝の念にたえません。というのも、私のコーナーは5分弱の短いプログラムですが、ツアーの話題や人気選手のトピックスを取り上げるだけではなく、ゴルフの歴史や勝負の中で見えた人間ドラマ、プロゴルファーの人間性が垣間見える逸話など、ゴルフにまつわる文化やドラマを語ることができるからです。それで、少しでもゴルフに興味を持ってくれるリスナーが増えればうれしいと思っています。ただし、早朝の番組ですから、話の中身は、どちらかというと聴いてホッとする、あるいはゴルファーであることを誇りに思えるような、いわゆる"いい話"をするようにしています。リスナーにはゴルフ場に向かう車の中で聴いているという人が多いのですから、ゴルフの暗い話は避けたいもの。実はそのため、最近は国内男子ツアーを話題にする機会がめっきり減って……。ここはひとつ、松井会長にも頑張ってもらうしかないでしょう。

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